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あいうえお順

花青素(かせいそ)

赤いバラの色素は、花青素(かせいそ)である

植物に含まれるフラボノイドの一種で、主として花や果実、葉の紅葉に見られる「赤・紫・青」の色素のこと。

水溶性の色素で、酸性で赤、中性で紫、アルカリ性で青に変色することから、pH(水素イオン指数)を測定するリトマス試験紙に利用されている。

紫キャベツの色素は、花青素(かせいそ)と呼ばれる

また、抗酸化物質としても知られており、健康食品やサプリメントに加えられることもある。

アントシアニンとも呼ばれる。

赤いバラ、ヤグルマギク、紫キャベツ、ナス、ブルーベリー、プルーン、アサイー、ブドウ、イチゴ、黒米、黒大豆、ムラサキイモなどに多く含まれている。

花序(かじょ)

フジの単一花序

オミナエシの複合花序

茎に並ぶ、花の配列様式のこと。

また、花軸(かじく)や花柄(かへい)に複数の小花が付いて、房状になった部分のことを指す場合もある。

植物によって多種多様な花序は、その配列により、大きく二種に分類することができる。

一つの配列様式からなる花序を単一花序(たんいつかじょ)、複数の単一花序や、複数の配列様式で構成された花序を複合花序(ふくごうかじょ)という。

花被(かひ)

シャガの花被(かひ)

花被は、一つの花にある花被片(かひへん)を総称したもの。

花被片は、生殖器官である雄しべや雌しべを保護し、大きく色鮮やかに目立つことで昆虫等を誘引する。

外側に並ぶ花被は外花被(がいかひ)、内側に並ぶ花被は内花被(ないかひ)という。

それぞれに材質が異なる場合は、外花被を萼(がく)、内花被を花弁(かべん)と呼ぶ。

花被片(かひへん)

ホトトギスの花被片のうち、外側の幅広3枚は外花被片、内側の幅狭3枚は内花被片である

雄しべや雌しべ等の生殖器官を保護するように発達した器官。

また、大きく色鮮やかに目立つことで昆虫等を誘引して、虫媒による受粉が起こりやすいようにする。

外側に並ぶものを外花被片(がいかひへん)、内側に並ぶものを内花被片(ないかひへん)という。

総称は花被(かひ)。

それぞれ材質が異なる場合は、外花被を萼(がく)、内花被を花弁(かべん)という。

花床(かしょう)

花の中心部、花床が盛り上がったカモミール

花柄(かへい)の先端にあり、花を構成する花葉(かよう)の基部になる部分のこと。

花托(かたく)ともいう。

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花葉(かよう)

オキザリスの花弁には、葉脈の名残のスジが見られる

雄しべや雌しべ、花弁(かべん)、萼片(がくへん)など、花を構成する器官を総称するもの。

花は元々、葉が変形してできたとされることから、こう呼ばれている。

花を支える土台となる花床(かしょう)については、茎が変形したもののため、ここには含まれない。

花冠(かかん)

ヘビイチゴの離弁花冠

一つの花にある、花弁(かべん)の集合体のこと。

花の中心にある雄しべや雌しべ等の生殖器官を保護し、鮮やかな色や独特な形で目を引いて、昆虫等を誘引する。

複数の花弁が、離れて花床に付いているものを離弁花冠(りべんかかん)、花弁が癒合して、根元が筒状になっているものを合弁花冠(ごうべんかかん)という。

ツツジの合弁花冠

合弁花冠の根元、筒状の部分は、花冠筒部(かかんとうぶ)といい、略して花筒(かとう)と呼ばれることもある。

裂けて広がった花筒の先端は、花冠裂片(かかんれっぺん)という。

花托(かたく)

中央のハチの巣状のものが、ハスの花托

花柄(かへい)の先端にあり、花を構成する花葉(かよう)の基部になる部分のこと。

花床(かしょう)ともいう。

花弁(かべん)

スイセンの花弁

花びらと呼ばれている器官のこと。

花の中心にある、雄しべや雌しべ等の生殖器官を保護する。

また、色や形で目立つことで、昆虫を誘引する役割も担っている。

一つの花にある花弁の集合体は、花冠(かかん)という。

花柱(かちゅう)

アヤメ属の花柱は、花弁状に三つに分かれている

雌しべの子房(しぼう)と柱頭(ちゅうとう)を繋ぐ円柱状の器官。

花粉を受けとりやすいように、先端の柱頭を適切な位置に出すなど、主として受粉を助けるために存在している。

花茎(かけい)

ハスの花茎(かけい)

花だけを付ける茎。

花軸(かじく)の一種で、地下茎から直接出てくるもののこと。

タンポポ、チューリップ、ポピー、リコリス、アネモネ、ハス、ヒガンバナ、ガーベラなど。

花軸(かじく)

シランの花軸(かじく)と花柄(かへい)

花だけを付ける茎や枝のこと。

小花を複数付ける植物の場合は、中心の太い茎を花軸(かじく)、枝分かれして花を付ける茎を花柄(かへい)という。

果梗(かこう)

サクランボの果梗(かこう)

果実の柄になっている部分のこと。

小さな果実が多数集まった果穂の中では、個々の実を支える柄のことを小果梗(しょうかこう)と呼ぶ。

元々は、花を支えていた花梗(かこう)が変化したもの。

果柄(かへい)ともいう。

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果柄(かへい)

姫りんごの果柄(かへい)

果実の柄になっている部分のこと。

小さな果実が多数集まった果穂の中では、個々の実を支える柄のことを小果柄(しょうかへい)と呼ぶ。

元々は、花を支えていた花柄(かへい)が変化したもの。

果梗(かこう)ともいう。

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花梗(かこう)

サクランボの小花梗(しょうかこう)

花の柄になっている部分のこと。

花軸(かじく)から出て、末端に花を付ける。

小さな花が多数集まった花穂では、花梗が先端で枝分かれし、小花梗(しょうかこう)が個々の花を支える。

花が終わった後には果実を支える器官となり、名称は果梗(かこう)に変わる。

花柄(かへい)ともいう。

花柄(かへい)

姫りんごの小花柄(しょうかへい)

花の柄になっている部分のこと。

花軸(かじく)から出て、末端に花を付ける。

小さな花が多数集まった花穂では、花柄が先端で枝分かれし、小花柄(しょうかへい)が個々の花を支える。

花が終わった後には果実を支える器官となり、名称は果柄(かへい)に変わる。

花梗(かこう)ともいう。

蓋果(がいか)

ポーチュラカの蓋果は、成熟するとお椀の蓋を取るように横に裂ける

多心皮性子房からなる、蒴果(さくか)の一種。

成熟すると、果皮が横に裂け、お椀の蓋を開けるように上部がとれて、種子を放出する。

スベリヒユ、オオバコ、マツバボタン、ポーチュラカ、ゴキヅル、ネナシカズラなど。

単果(たんか)、乾果(かんか)、裂開果(れっかいか)に属する。

乾果(かんか)

クリの果実は、熟しても裂けない閉果の一種

単果(たんか)の一種で、果皮が乾燥している果実のこと。

乾果は、成熟すると裂ける裂開果(れっかいか)と、熟しても裂開しない閉果(へいか)に分類される。

クリ、アブラナ、シソ、セリ、カエデ、マメ類、イネ、タンポポ、ヒマワリ、ドングリ、ヤシ等。

⇔液果(えきか)・漿果(しょうか)

幹生果(かんせいか)

幹から直接ぶら下がるように生るカカオの実

幹や枝に咲く幹生花(かんせいか)が結実して、果実になったもの。

カカオ、パンノキ、ローソクノキ、ホウガンノキ、ドリアン、バンレイシ、ジャボチカバ、ジャックフルーツなど。

花糸(かし)

花の外側に長く伸びた花糸

雄しべの一部で、花粉を形成する葯(やく)を支える糸状の細長い器官のこと。

花粉(かふん)

花粉を食物とする生き物は多い

種子植物の雄しべで形成される、粉状の生殖細胞のこと。

花粉が雌しべの柱頭に付着することで、受粉が成立する。

受粉すると、花粉から花粉管が伸びて胚珠に到達、胚珠の卵細胞と花粉管の精核が融合し、受精が行われる。

雄しべの花粉が、雌しべに到達する方法には、風による風媒、蜜などに惹かれた昆虫による虫媒、鳥類による鳥媒、水流で花粉を運ぶ水媒等がある。

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萼(がく)

クリスマスローズの花びらに見える部分はガク片である

花の一番外側にあって、花冠(かかん)を包むように存在する、葉に似た器官のこと。

数枚の萼片(がくへん)によって、形成されていることが多い。

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塊根(かいこん)

サツマイモは塊根部分を食用とする

水分や栄養分を蓄えて肥大した根のこと。

イモ、球根ともいう。

ダリア、ラナンキュラス、ヤーコン、菊芋、サツマイモ、キャッサバなど。

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塊茎(かいけい)

塊茎をもつカラー

地下茎の一種で、茎が養分を蓄えて肥大し、塊になったもの。

塊茎から出る芽は、根が生長するまで蓄えられたデンプンを養分として育つ。

イモ、球根ともいう。

シクラメン、ベゴニア、アネモネ、カラジウム、カラー、チョロギ、ジャガイモなど。

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果樹(かじゅ)

オリーブ

果物が実る樹木のこと。

◆落葉性果樹 ・仁果類(リンゴ、ナシ、カリン) ・核果類(アンズ、ウメ、モモ、サクランボ) ・殻果類(クリ、クルミ、アーモンド)

◆常緑性果樹 柑橘類(レモン、ミカン、シークヮーサー)やオリーブ

◆熱帯果樹 アボカド、マンゴー、グアバ、フェイジョア、チェリモヤ

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果実(かじつ)

イチジクの果実は偽果である

種子植物の生殖細胞が受精し、子房(しぼう)が発達したもの。

子房だけから成るものを真果(しんか)、子房の他に花托(かたく)、花床(かしょう)、萼(がく)などから成る果実を偽果(ぎか)という。

モモ、ウメ、カキは真果、リンゴ、ナシ、イチゴ、イチジクは偽果である。

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果菜(かさい)

トウモロコシは果菜類に属する

果実を食用にする野菜のこと。

トマト、ナス、ピーマン、シシトウ、唐辛子類、スイカ、メロン、キュウリ、カボチャ、ゴーヤ、オクラ、イチゴ、トウモロコシなど。

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開花(かいか)

睡蓮の開花

花が咲くこと。

気象庁による開花の定義は、樹木の花が5~6輪開いた状態のことをいう。

また、満開とは、花芽の約80%以上が開花している状態を指す。

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返り咲き(かえりざき)

通常の開花時期ではないのに花が咲くこと。

サクラやウメ等は、夏季に花芽が形成されて、翌春に開花するが、病害虫や環境条件により花芽の生長が滞ると、秋頃に咲くこともある。

この性質を利用して、わざと春の花期後に剪定を施し、秋の開花を待つこともある。

狂い咲き(くるいざき)、二度咲き(にどざき)ともいう。

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芽条変異(がじょうへんい)

日向夏の芽条変異からできた品種「はるか」

植物体に突然変異が生じて、一部の枝に本来とは違う性質が生じること。

それが好ましい性質だった場合は、挿し木や接ぎ木等の栄養繁殖(えいようはんしょく)で増殖させて、新品種とすることもある。

枝変わり(えだがわり)ともいう。

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芽条(がじょう)

芽条(がじょう)

1本の茎と、それに付く葉やトゲ等からなる1つの単位。

シュート、苗条(びょうじょう)とも呼ばれる。

植物形態の事典 Werner Rauh

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花芽形成(かがけいせい)

植物の成長点において、花芽(はなめ・かが)が形成されること。

気温や日長条件、あるいは植物の生長をきっかけにして花芽形成がはじまる。

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花芽分化(かがぶんか)

今まで葉を形成していた成長点が、気温や日長条件、あるいは植物の生長をきっかけにして花芽(はなめ・かが)を作り始めること。

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花芽(はなめ・かが)

ブルーベリーの花芽

生長すると花になる芽のこと。

葉芽と比べると、やや大きく、丸みがある形状をしている。

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カラーリーフプランツ(からーりーふぷらんつ)

通常の緑色の葉と違って、特徴的な葉色を持つ植物のこと。

斑入りや、銀、銅、黄、黒、赤、紫など、カラフルな葉を鑑賞する。

花のように開花期が過ぎても観賞価値が下がることがなく、長期間楽しむことが出来る。

花壇やコンテナに植えるとアクセントになるほか、他の植物と色調を合わせたりして、カラーバリエーション豊かな植栽を楽しむことができる。

銀葉のラミウム

赤葉のコリウス

黒葉のクローバー

黄色い斑入りのギボウシ

銅葉のオキザリス

観葉植物とカラーリーフプランツ―室内・ベランダで楽しむ

posted with ヨメレバ 尾崎 章 成美堂出版 2004-05 Amazon 楽天ブックス ブックオフ e-hon 図書館 … ≫続きを読む

客土(きゃくど・かくど)

土壌改良法の一つで、地表から30cm程度の土を、すべて良質なものに入れ替えてしまうこと。

砂や石などが含まれていたり、栄養分が不足した土壌を、早く改良したい場合に用いる。

鎌(かま)

植物を刈り取るカマ

木などでできた柄の先に、内側に刃のある、三日月型の刃物が付いた道具。

カマを植物の根元にかけて、手前に引くように切断する。

主として作物の収穫や、雑草の草取りに使われる。

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ガゼボ(がぜぼ)

ガゼボは、西洋庭園のあずまや

西洋庭園に見られる建築物で、川や池の側や高台など、見晴らしの良い場所に作られる休憩所のようなもの。

日本庭園の東屋(あずまや)・四阿(あずまや)と同じ。

普通は屋根と柱だけの簡素な小屋で、中にベンチやテーブルが置いてある。

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posted with ヨメレバ ブティック社 2010-05 Amazon 楽天ブックス ブックオフ e-hon 図書館 … ≫続きを読む

花壇(かだん)

土壌をレンガや石、枕木等で囲み、鑑賞用の草花を植えた場所のこと。

花壇の花を長期間楽しむためには、開花期間が長く、水切れや病害虫にも耐性のある、強健な植物を植えると良い。

また、植物の性質や色をよく見極めて、植栽計画を立てる必要がある。

代表的な花壇の形式には以下のものがある。

◆毛氈花壇(もうせんかだん)

毛氈花壇(もうせんかだん)

毛氈花壇(もうせんかだん)は、背丈の低い草花を隙間無く植えつけて、カーペットを敷き詰めたように平らに作られた花壇のこと。

毛氈(もうせん)とは、カーペットを意味する言葉で、カーペットガーデンともいう。

同時期に開花する数種類の植物、または同じ植物の色違いを使って、幾何学模様を描くように植えつけられることが多い。

美しい模様は、枯れたり花期が終わったりして、一株でも抜けてしまうと非常に目立つので、維持管理には手がかかる。

◆沈床花壇(ちんしょうかだん)

沈床花壇(ちんしょうかだん)

西洋庭園の形式の一種で、地面を掘り下げて、周囲よりも一段低い位置に設ける花壇のこと。

底面や斜面に、毛氈花壇(もうせんかだん)を設置して、草花で紋章や幾何学模様を描くことが多い。

土地が低く、周囲からの雨水が溜まりやすい形状のため、中央に池を設けて水生植物を栽培することもある。

地盤が沈んでいることから サンクガーデン(sunk garden)、サンクンガーデン(sunkun garden)とも呼ばれる。

◆境栽花壇(しょくさいかだん)

境栽花壇(しょくさいかだん)

建物や生け垣、堀や壁等に沿って設ける花壇のこと。

一方向からしか見られないので、手前は低く、後方は草丈の高い植物を植えるとよい。

ボーダー花壇ともいう。

◆リボン花壇(りぼんかだん)

リボン花壇(りぼんかだん)

道路や建物の周囲などに沿って、細長く帯(リボン)状に設置する花壇のこと。

作り方は毛氈花壇とほぼ同じで、背丈の低い草花を使って、幾何学模様を描いたりする。

◆寄せ植え花壇(よせうえかだん)

寄せ植え花壇(よせうえかだん)

円形や四角形の花壇に、様々な植物を植えつけた花壇のこと。

四方から見て楽しめるように、中央の部分が高くなるように植栽されている。

小さな花壇作り―四季の草花をおしゃれに楽しむ (主婦の友生活シリーズ)

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花卉(かき)

花卉のうち、果実を鑑賞するものを実物、花は花物、葉は葉物という

花や葉、果実などを鑑賞するために栽培される植物のこと。

草を意味する「卉」という漢字は、「花き」とひらがなで表されることも多い。

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観葉植物(かんようしょくぶつ)

美しい葉をたのしむ観葉植物

主に室内置きにして、葉を鑑賞する植物のこと。

生活環境に緑があると、心が安らぐリラックス効果がある。

熱帯や亜熱帯原産の熱帯性植物が多く、耐寒性に欠けるため、冬季の管理には注意すること。

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株(かぶ)

一株の植物

植物を数えるときの単位。

また、ひとつの植物体のこと。

タネや株分けで育てる花づくり おすすめ平均

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刈り込み(かりこみ)

トピアリー

生け垣やトピアリーなどで、植物の表面を刈って樹高や樹形を整えること。

刈り込みバサミを使って行う。

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寒冷紗(かんれいしゃ)

白いポリプロピレン製の寒冷紗

白いポリプロピレン製の寒冷紗

化学繊維の不織布や、綿、麻等で、粗く織られた布のこと。

ごく薄く作られているので、植物を覆っても、ある程度の日光や風は通す。

冬の冷たい外気や強風から植物を守り、夏の強すぎる日差しを遮光する。

また、鳥類や害虫よけにもなることから、無農薬野菜の栽培によく利用されている。

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灌水(かんすい)

灌水(かんすい)

植物へ水を与えること、水やりと同義。

様々な灌水方法があるが、趣味の園芸ではホースやジョウロで給水することが多い。

水切れに弱い植物を育てるときは、底面灌水法が便利。

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株分け(かぶわけ)

クンシランは、株分けによって繁殖させることができる

大きく育った多年草や、樹木の孫生え(ひこばえ)等を、根の付いた状態で分割する栄養繁殖の一種。

新しい根が出始める春先か、秋頃に行なうのが一般的だが、花期が終わった後など、株分けする植物に適した時期に行なうと良い。

植物の株を増やしたり、老化した株を更新し、若返らせる目的でも行われる。

イラストでわかるやさしいさし木・とり木・つぎ木―株分け・種子まき

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株元(かぶもと)

株元

植物の根元の部分。

株分け・さし木・とり木・つぎ木―好きな植物が、自分でどんどん殖やせる (ブティック・ムック―園芸 (No.511))

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株間(かぶま・かぶかん)

隣の苗と葉が重ならないよう、間隔は十分にあける

植物を植え付ける際の、株と株の間の距離のこと。

隣の株と葉が重ならないように、十分な間隔をあける。

間隔が狭いと、風通しや日当たりが悪くなり、病害虫が発生しやすくなる。

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ナチュラルなガーデニング

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家庭菜園(かていさいえん)

家庭菜園は、キッチンガーデンとも呼ばれる

自宅の庭やベランダ、市民農園などで畑を借りたりして、主に自分や家族の為に、野菜・ハーブ・果樹を栽培する菜園のこと。

近年、食の安全に不信感が募っていることもあり、安全・安心な作物が得られる家庭菜園に人気が出ている。

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イラスト解説がわかりやすい初心者には良いと思います

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活着(かっちゃく)

接ぎ木苗の活着

植え付けた苗や、挿し木・接ぎ木などが定着して、生長を始めること。

作物にとって移植とはなにか―苗の活着生態と生育相 (自然と科学技術シリーズ)

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加温(かおん)

温室のパイプ

植物の生育温度に足りない時、暖房を使って温度を上げること。

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大変参考になります。

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カリ・カリウム(かり・かりうむ)

肥料の三要素のひとつで、元素記号はK。 主として植物の根部を育成することから、根肥(ねごえ)とも呼ばれる。

植物体内ではイオンとして存在し、主に細胞内の浸透圧を調整する。

植物の健康を維持し、細胞を生成、肥大させる要素で、花を大きく、果実や球根を太らせ、葉や茎を強くする効果がある。

過剰に与えると、カルシウムやマグネシウムの吸収を阻害し、病害虫や環境に対する抵抗力を弱める。

欠乏すると、光合成能力が低下し、葉や葉が貧弱になって根腐れを起こしやすくなる。 果実の味や、外見も悪くなるので注意する。

寒肥(かんぴ・かんごえ)

植物の成長が停止する12月~2月頃、主に樹木に施す肥料のこと。

冬季に緩効性肥料(かんこうせいひりょう)を与えると、徐々に分解が進み、ちょうど春の芽吹きの頃に肥料の効果が得られる。

活力剤(かつりょくざい)

植物の活力剤には、大きく分けて2種類ある。

・ビタミン、ミネラル、アミノ酸、植物エキス等を含み、植物の生理機能を高めるもの。 水で希釈して使用するタイプや、スプレー状のものが多い。

・法律で定められた含有量に満たない、低濃度の肥料成分が含まれるもの。 形状はアンプルタイプが多い。

※肥料取締法により、家庭園芸用の肥料は、「窒素・リン酸・カリウムがそれぞれ0.1%以上、あるいは2成分以上の合計量が0.2%以上含むもの」とされる。

化学肥料(かがくひりょう)

化学合成された無機質肥料(むきしつひりょう)で、肥料の三要素の窒素・リン酸・カリのうち1種類の成分だけを含む単肥(たんぴ)。

単肥を混合して、2種類以上の成分を含むものは化成肥料(かせいひりょう)という。

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化成肥料(かせいひりょう)

粒状の化成肥料

化学合成された無機質肥料(むきしつひりょう)で、肥料の三要素の窒素・リン酸・カリのうち2種類以上の成分を含んだ複合肥料。

用途により、粉状、粒状、固形、液剤等から形状を選べる。

水に溶けるとすぐ植物に吸収される速効性肥料(そっこうせいひりょう)で、追肥(ついひ・おいごえ)に使われることが多いが、表面をコーティング加工したり、成分を調整して、有効期間をより長くしたものもある。

ほぼ無臭で、害虫の発生も少ないが、長期間使用すると土壌環境を悪化させるので注意する。

緩効性肥料(かんこうせいひりょう)

施肥した後、長期間にわたって緩やかな効果がある肥料のこと。

徐々に分解される有機質肥料や、表面をコーティング加工して溶けにくくしたものを指す。

効き方が穏やかで、肥料焼けを起こす心配が少ないので、元肥(もとごえ)にも追肥(ついひ・おいごえ)にも使用される。

遅効性肥料(ちこうせいひりょう)とも呼ばれる。

⇔速効性肥料(そっこうせいひりょう)

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たいへん詳しく実際的な内容

凝ってるよー

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火山砂(かざんさ)

火山から放出される火山砕屑物(かざんさいせつぶつ)が、風化や浸食によって砂状になったもの。

ラン栽培、万年青(オモト)、山野草の用土として使われる。

富士砂(ふじずな)、桐生砂(きりゅうずな)、真砂土(まさど・まさつち)、浅間砂(あさますな)、ボラ土(ぼらつち)等。

山砂(やまずな)と同義。

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川砂(かわずな)

河川で採取される砂のこと。

花崗岩が風化・浸食により、砂となり堆積したもの。

通気性・排水性に優れている反面、保水性・保肥性に乏しい。 主にサボテンや多肉植物、盆栽の用土として使われている。

朝明砂(あさけずな)、矢作砂(やはぎずな)、天神川砂(てんじんかわすな)、白川砂(しらかわすな)等。

DIY SELECTS1自分でやる庭づくり大全

posted with ヨメレバ 荒井 章 エクスナレッジ 2008-09-10 Amazon 楽天ブックス ブックオフ e-hon 図書館 … ≫続きを読む

軽石(かるいし)

軽石

火山からマグマが噴出し、急激に減圧されることによって、溶解していた水などの揮発成分が発泡し、多孔質となった石。

軽くて通気性、保水性、排水性に優れており、主にラン栽培や鉢底石として使われる。

淡色のものはパミス、暗色のものはスコリアと呼ばれている。

鹿沼土(かぬまつち)

鹿沼土(かぬまつち)

鹿沼土(かぬまつち)

栃木県鹿沼地方から産出される、火山性の軽石が風化して出来た腐朽軽石(ふきゅうけいせき)。

黄色い粒状で、保水性、通気性、透水性に優れている。

弱酸性の性質を持ち、酸性土壌を好むツツジ科の植物栽培に広く使われている。 代表的なのはツツジ、サツキ、果樹では苔桃、クランベリーやブルーベリー等。

無菌で清潔なことから、挿し木の床に使われることも多い。

火山灰土には、リン酸を吸着する性質があるため、リン酸肥料の効きは悪くなる。

火山性の淡色軽石パミスの一種。

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