挿し木に使う枝や茎のこと。
挿し穂は、樹木だと10センチ、草花だと5センチ程度に切る。
用土に挿す下の部分に、葉が付いている場合はすべて取り去る。
上部に大きな葉がある場合は、半分から3分の1程度に小さくしてしまう。
これは葉から水分が過度に蒸散することを防いで、挿し穂の負担を軽くするためである。
挿し穂の先端を切るときは、樹木の場合は、切断面が大きくなるように斜め45度か、両側から切り込んでクサビ型にする。
草花の場合は、柔らかな茎がつぶれないように水平に切る。
切断は、鋭利なハサミかナイフを使うと、後の回復が早い。
切断後は数時間水に浸けておき、十分に吸水させてから、下3分の1程度を挿し床に挿す。
このとき、発根しづらい植物には、発根促進剤を使うと良い。
だれでもできる果樹の接ぎ木・さし木・とり木―上手な苗木のつくり方 | |
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