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胚珠(はいしゅ)

サクランボの胚珠

サクランボの胚珠

雌しべの子房の中にある、内部に卵細胞を持つ器官。

卵細胞と、雄しべの花粉に含まれる精細胞が受精すると、子房は果実に、胚珠は種子に生長する。

図説 植物用語事典

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フラボノイド(ふらぼのいど)

渋柿に含まれる渋味成分のタンニンには、強い殺菌効果がある

光合成によって植物体内に形成されるポリフェノールの一種で、主に色素となる物質を総称するもの。

お茶に含まれる「カテキン」や「タンニン」の殺菌作用、ブルーベリーやリンゴに含まれる「アントシアニン」の抗酸化作用、大豆に含まれる「イソフラボン」の女性ホルモン的作用など、健康に役立つ効果も認められており、サプリメント等に利用されている。

ルチン(ソバ、ミカン、エンジュ)、クエルセチン(リンゴ、茶、タマネギ)、ヘスペリジン(柑橘類)などを合わせて、ビタミンPと呼ぶこともある。

ポリフェノール(ぽりふぇのーる)

サクラの葉に含まれるクマリンは、塩漬けにすると芳香を発するようになる

光合成によって植物体内に形成される、香りや味、色素等のもとになる物質の総称。

現在、確認されているものだけでも、約5000種のポリフェノールが存在している。

酸素と結びつきやすい性質を持つポリフェノールは、強い抗酸化作用を持つことから、健康維持に役立つ物質として、医薬品や健康食品に幅広く利用されている。

フラボノイド(ブルーベリー・ソバ・大豆)、フェノール酸(コーヒー)、エラグ酸(イチゴ)、リグナン(ゴマ)、クルクミン(ウコン)、クマリン(サクラの葉・モモ)など。

杯状花序(はいじょうかじょ)

ポインセチアの杯状花序

花軸と苞が、杯状(コップ状)になり、その内部に花を持つもの。

トウダイグサ科の植物に見られる特殊な花序。

トウダイグサ(ユーフォルビア)、ポインセチア(ショウジョウボク)、ハナキリン、トウゴマ、ハツユキソウ、ニシキソウなど。

壷状花序(こじょうかじょ)ともいう。

花(はな)

1. 花のつくり

アサガオの花

花の基本的な構造では、花の柄である花柄(かへい)の先端に、花の土台、花床(かしょう)が付き、その上に葉が変化してできた花葉(かよう)が付く。

花葉とは、雌しべ、雄しべなどの生殖器官や、花びらとも呼ばれる花弁(かべん)、それを外側から支える萼(がく)からなる。

普通、雌しべ、雄しべなどの生殖器官は、花の中心に位置している。

雄しべで形成された花粉が、雌しべの柱頭に付着すると、花粉の精細胞が花柱内を移動して、子房の卵細胞に到着、受精が行なわれる。

その後、受精卵は胚に成長し、子房は果実となる。

2. 花の性別

カボチャの雌花の下部には、丸い子房がみられる

花には単性花と両性花がある。

単性花には、雄花と雌花があり、それぞれ雄しべと雌しべだけを持つ。 これを雌雄異花(しゆういか)という。

両性花は、雄しべと雌しべ、両方を一つの花に備えた雌雄同花(しゆうどうか)である。

まれに、気温などの環境条件によって、異なった性別の花を咲かせる植物もある。

3. 花と受粉媒体

花の蜜を吸うハチドリによる鳥媒受粉

花の色や匂い、分泌される蜜などに惹かれて、鳥や昆虫がやってくる。

植物に誘引された動物は、花の中で蜜を求めて動き回ったりして、体に花粉を付着させ、雌しべに運ぶ役割を担っている。

自ら動くことができない植物は、蜜や花粉などの対価を与えることで、動物に受粉を助けてもらっているのだ。

このように、昆虫によって受粉が媒介される花を虫媒花、鳥によるものを鳥媒花という。

また、風によって受粉がなされる場合は、風媒花という。

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ブラシノステロイド(ぶらしのすてろいど)

ブラシノステロイドの一種、ブラシノライドの構造式

主として、成長の促進に関与する植物ホルモン。

細胞伸長・分裂促進、エチレン合成、発芽促進などを誘導する。 動物の性ホルモンに似た、ステロイド系の構造を持つ有機化合物を総称するもの。

他の植物ホルモンでは、オーキシン、ジベレリン、サイトカイニンに近い作用を持ち、それらと協調的に働くことが知られている。

種子の発芽については、発芽を抑制するアブシジン酸と拮抗して作用している。

比較的新しく発見されたブラシノステロイドは、未だ解明されていない部分も多く、現在も農業分野で利用するべく研究が続けられている。

フロリゲン(ふろりげん)

植物ホルモンの一種で、植物の花芽形成を誘導する花成ホルモン。

70年前にロシアの植物学者によって、その存在が確認されたものの、誰も抽出に成功することなく、長い間正体不明のままだった。

幻のホルモンとも言われていたフロリゲンだったが、奈良先端科学技術大学院の島本教授らが、開花を促進する遺伝子Hd3aにより作られたタンパク質であることをつきとめた。 研究内容は2007年4月20日付の米科学誌「サイエンス」に発表されている。

稲に、この遺伝子を導入すると、開花までに要する期間を3分の1ほどに短縮できる。

フロリゲンが実用化されると、植物の開花をコントロールできるようになるため、園芸や農業分野における応用が期待されている。

・NAISTプレスリリース 「自在に花を咲かせる夢のホルモン(フロリゲン)を世界に先駆け発見!」

分離果(ぶんりか)

複数の分果にわかれるバジルの分離果

複数の子房からできた果実で、熟すと子房ごとに分離して、分果をつくるもの。

これらの分果の内部には、種子が一つずつ入っている。

バジル、ミント、ローズマリー、セージ、オレガノ、タイム、シソ、イヌハッカなどのシソ科植物や、ニンジン、セリ、パセリ、コリアンダー、セロリ、アシタバなどのセリ科植物に多く見られる。

単果(たんか)、乾果(かんか)、閉果(へいか)に属する。

仏炎苞(ぶつえんほう)

サトイモ科のアンスリウムは、美しい仏炎苞をもつ

サトイモ科の植物に見られる肉穂花序(にくすいかじょ)を包む、大型の苞(ほう)のこと。

色鮮やかな仏炎苞が、鑑賞対象になっている植物も多い。

アンスリウム、ミズバショウ、クワズイモ、コンニャク、ウラシマソウ、マムシグサ、ザゼンソウ、タコノキ、スパティフィラム(スパティフィルム)、ボタンウキクサなど。

ハス状果(はすじょうか)

ハス状果の孔の中には、果実が一つずつ入っている

花床(かしょう)、または花托(かたく)が肥大して、円錐を逆さにしたような形状の果托(かたく)となったもの。

上部には、蜂の巣状に多数の孔が開いており、中には一つずつ堅果(けんか)が入っている。

ハス状果は、複数の果実が集まって、一つの果実状になる集合果の一種である。

バラ状果(ばらじょうか)

バラ状果のローズヒップは、豊富なビタミンCを含み、食用や薬用など様々な用途に利用されている

壷のような形状をした花床(かしょう)が肥大して、内部に複数の痩果(そうか)を含んだ集合果。

バラ、ビワ、ハマナス、ドッグ・ローズなど。

閉果(へいか)

タンポポの種子は、成熟しても裂開しない閉果の一種

果皮が乾燥している乾果(かんか)の一種で、成熟しても裂開しない果実のこと。

閉果は、痩果(そうか)、頴果(えいか)、翼果(よくか)、堅果(けんか)、節果(せつか)、分離果(ぶんりか)、双懸果(そうけんか)などに分類される。

イネ、キク、クリ、オミナエシ、モミジ、カエデ、タンポポ、ヒマワリ、ツクバネ、ヒャクニチソウなど。

複合果(ふくごうか)

パイナップルなどのアナナス科植物は、複数の子房が集まった複合果をつくる

複数の花からできた、複数の果実がくっ付いて、一つの果実のようになったもの。

複合果には、イチジク状果、複数の子房が合わさったパイナップル、サトイモ科植物の肉穂花序(にくすいかじょ)などがある。

複果(ふくか)

イチゴの果肉は花床が肥大したもので、実際の果実は表面にある複数の種である

複数の雌しべを持つ花からできた複数の果実が集まって、一つの果実のようになったもの。

複果には、イチゴ状果、キイチゴ状果、バラ状果、ハス状果などがある。

集合果(しゅうごうか)ともいう。

閉鎖花(へいさか)

ホトケノザの閉鎖花

形成された蕾が花開くことなく、自家受粉によって結実する花のこと。

開花して受粉が行なわれる花は、開放花という。

開放花と閉鎖花が混在することもあれば、環境や時期によって形成時期がずれることもある。

他株と生殖細胞の交換が行なわれないので、遺伝子の多様性を保つには不適な繁殖方法だが、確実に種子を作ることが出来るという大きな利点がある。

スミレ属、ホトケノザ、キッコウハグマ、フタリシズカ、ヒメハギ、ツリフネソウ、タツナミソウ、ツユクサ、センボンヤリなど。

マルバツユクサ、ミゾソバ、ヤブマメなどは、地中に閉鎖花を付ける。

⇔開放花(かいほうか)

分球(ぶんきゅう)

球根類が繁殖して、小さな子球(しきゅう)が出来ること。

子球は、球根の脇芽が肥大したもので、球茎の基部や、鱗茎・根茎・塊根・塊茎の葉腋(ようえき)に発生する。

子球を育成すると、親と同じ性質を持った、新たな植物体が得られる。

木子(きご)、珠芽(しゅが)とも呼ばれている。

萌芽(ほうが)

サンショウの萌芽

休眠状態だった芽が、成長をはじめること。

芽吹き、芽生えと同義で、主に樹木や宿根草の芽が発芽することを示すが、まれに種子が発芽することを萌芽ということもある。

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匍匐性(ほふくせい)

地面を這うように広がる、ほふく性のハーブ

植物の枝や茎が、地面を這うように伸びていく性質のこと。

ほふく性植物は、地面を覆うグラウンドカバーとしてよく利用される。

這い性(はいせい)、クリーピング性ともいう。

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這い性(はいせい・はいしょう)

這い性植物のシバザクラ

植物の枝や茎が、地面を這うように伸びていく性質のこと。

這い性植物は、地面を覆うグラウンドカバーとしてよく利用される。

匍匐性(ほふくせい)、クリーピング性ともいう。

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双葉(ふたば)

双子葉植物の発芽

発芽後、一番最初に出てくる一対の葉のこと。

双子葉植物の子葉(しよう)である。

胚(はい)

アボカド種子の胚

有性生殖によって、卵細胞と精細胞が融合した受精卵が生長したもの。

胚は、生長すると主根になる幼根(ようこん)、地上茎になる幼芽(ようが)、葉になる子葉(しよう)、新芽をつける茎になる上胚軸(じょうはいじく)、それらの組織を繋ぐ胚軸(はいじく)からなる。

通常一つの種子に一つの胚が存在するが、二つ以上の胚を持つ種子もある。 このことを多胚現象、または多胚性の種子といい、マンゴーやミカン属の植物に良く見られる。 多胚性種子が発芽すると、複数の植物体ができる。

胚乳(はいにゅう)

ココナツの胚乳は食用に利用される

種子の内部に含まれる、発芽のエネルギー源となる栄養分のこと。

有胚乳種子だけが胚乳をもつ。

ソバ、オシロイバナ、イネ、ムギ、ススキ、カキ、マツ、トウモロコシ、ココナツ、コーヒーなど。

胚乳の代わりに子葉に養分を蓄えるマメ科、バラ科、ブナ科の植物や、種子内に養分をほとんど持たないラン科植物は、無胚乳種子という。

不定根(ふていこん)

枝の途中から出る気根は、不定根の一種

植物の定根(主根と側根)以外の根を総称するもの。

ひげ根、気根、栄養繁殖で生じる根、球根やランナーから生じる根など。

⇔定根(ていこん)

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ひげ根(ひげね)

ネギ科植物のひげ根

茎の下端から生える不定根のこと。

種子の発根後、主根の成長が止まる単子葉植物の多くに見られる根の形。

イネ、ムギ、トウモロコシ、ネギ、ヤシ、ショウガ等。

苞・包(ほう)

ブーゲンビリアの花びらに見えるのは包で、中央に三本出ているのが実際の花

主に植物の花芽を保護する葉のようなもので、鱗片よりは大きく数が少ないもの。

葉が変態した変態葉の一種で、苞葉・包葉(ほうよう)ともいう。

苞が、花と見まがうほどに大きく色鮮やかに発達した植物も多い。

ブーゲンビリア、ポインセチア、ヘリコニア等。

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苞葉・包葉(ほうよう)

美しい包葉をもつヘリコニア

主に植物の花芽を保護する葉のようなもので、鱗片よりは大きく数が少ないもの。

葉が変態した変態葉の一種で、苞・包(ほう)ともいう。

苞葉が、花と見まがうほどに大きく色鮮やかに発達した植物も多い。

ブーゲンビリア、ポインセチア、ヘリコニア等。

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光合成(こうごうせい・ひかりごうせい)

主に光合成が行われる葉

植物が、太陽光のエネルギーを使って、水と二酸化炭素から糖と酸素を作り出す生化学反応。

地上の植物だけでなく、藻類、細菌や植物プランクトンなど一部の生物も光合成を行う。

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晩生(おくて・ばんせい)

チューリップ晩生種のアンジェリケ。5月に咲く遅咲きチューリップは、メイフラワーチューリップとも呼ばれる。

通常品種よりも生長が遅く、収穫時期も遅れる品種。

⇔早生(わせ・そうせい)

苗条(びょうじょう)

苗条(びょうじょう)

1本の茎と、それに付く葉やトゲ等からなる1つの単位。

シュート、芽条(がじょう)とも呼ばれる。

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葉芽(はめ・ようが)

ブルーベリーの葉芽

生長すると葉になる芽のこと。

花芽と比べると、やや細い形状をしている。

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花芽(はなめ・かが)

ブルーベリーの花芽

生長すると花になる芽のこと。

葉芽と比べると、やや大きく、丸みがある形状をしている。

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発根(はっこん)

挿し芽の発根

種子や、挿し木等に用いた植物体の一部から、根が発生すること。

根の生態学 H. デ クルーン

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発芽(はつが)

発芽

種子の胚が生長し、芽が出ること。

発芽生物学―種子発芽の生理・生態・分子機構 吉岡 俊人

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ハーブ(はーぶ)

香りや薬効があり、生活に役立つ植物のこと。 香草、薬草、薬用植物ともいう。

料理の香り付けや、スパイスとして利用されることも多い。

毒を含み、取り扱いには専門的知識や栽培許可を要するものもある。

ミントに含まれるメントールは、食品や薬品に幅広く利用されている

セイヨウアサツキとも呼ばれるチャイブは、ネギのような芳香があり、料理の薬味に適する

ギリシャ語で「大地のリンゴ」を意味するカモミールは、古来から薬草として利用されてきた

観賞用はもとより、ハーブティーやアロマテラピーなどにも利用されるラベンダー

柑橘のベルガモットと良く似た香りを持つ、シソ科のベルガモット

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孫生え(ひこばえ)

月桂樹のひこばえ

樹木の切り株や根元から生えてくる細い枝。

ヤゴ、シュートともいう。

鑑定図鑑 日本の樹木―枝・葉で見分ける540種 日本植木協会

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不稔性(ふねんせい)

植物が交雑しても、次世代の種子が形成されない性質。

雄蕊(ゆうずい・おしべ)や雌蕊(しずい・めしべ)が不完全だったり、生殖細胞が破損していたりする場合と、植物の不和合性(ふわごうせい)が原因となっている場合もある。

⇔稔性(ねんせい)

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遺伝学や生物の進化に興味のある方におススメ、ただし内容は適宜updateする必要ありか新しい植物観の発見良くも悪くも学者さんが書いたもの

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不和合性(ふわごうせい)

雄蕊(ゆうずい・おしべ)、雌蕊(しずい・めしべ)とも正常な生殖能力を持つにもかかわらず、受粉しても結実しない性質。

不和合性には、同株で繁殖できない自家不和合性(じかふわごうせい)と、同種や近縁種で繁殖できない交雑不親和性(こうざつふしんわせい)がある。

オンリーワン・ゲノム―今こそ『遺伝と多様性』を知ろう 早未 恵理

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バイオテクノロジー(ばいおてくのろじー)

培地を使った植物細胞の培養

生命工学、生物工学のこと。

生物が備える機能を研究・解明し、実社会で役立つ物質や生物を作り出す技術。

農業や園芸分野では、遺伝子組み換えで農薬や病害虫に耐性のある作物をつくったり、交雑できない植物同士を細胞融合させて、新しい種を生み出したりする。

組織培養では、たった一つの細胞から一個の植物体(クローン)を作ることが出来て、大量増殖も可能である。

茎や枝の先端にある成長点だけを切り取って培養し、ウイルスに感染していないウイルスフリー苗をつくることもできる。 この技術を利用して作られたクローン苗のことを、メリクロン苗という。

新品種の開発のため、植物細胞に放射線や薬品などを与えて遺伝子の変異を促し、人工的に突然変異を起こすこともある。

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植物の可能性をとことん書いてある良著

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白化(はくか・はっか)

その生き物固有の色素が欠落し、白色に変化すること。

白化には、遺伝情報の欠損によって起こるアルビノと、環境要因で起こるクロロシスがある。

◆アルビノ

植物にアルビノ現象が起こると、葉緑素が欠乏する。

クロロフィル(葉緑素)を持たない植物は、ある程度までは成長しても、光合成を行なえずにやがて枯死する。 アルビノ種を育成する場合は、接ぎ木により、通常の個体を台木に使用すると良い。

園芸で人気のある斑入りの品種は、部分的に白化が生じたもの。

葉が部分的に白化した斑入りの植物

◆クロロシス

クロロシスは、葉緑素合成に必要な窒素や、鉄・亜鉛・マンガンなどのミネラル類が、土壌に不足することで起こる。

日照不足や水切れ、葉の老化等が原因となって、色素が抜ける場合もある。

葉脈を残して葉が黄変する、クロロシスの症状

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葉潜蝿(ハモグリバエ)

ハモグリバエの食害跡

ハモグリバエの蛹

[和名(分類)] ハモグリバエ(ハエ目ハモグリバエ科)

[発生] 3~6月、9~10月。 年間5~6回発生する。

[症状] 幼虫は、葉の内部にもぐりこんで葉肉を蛇行食害する。 光合成を阻害し、生育が悪くなるため、葉が枯れたり落葉したりする。

[形態・生態] 成虫は体長2㎜前後のハエで、胸背・腹部は灰黒色をしている。 幼虫は体長2mmほどで黄色いが、蛹になると黒くなる。 蛹のまま越冬するものもある。

葉にくねくねした白い線を描いたように見えることから、通称は絵描き虫(エカキムシ)。 菜潜蝿(ナモグリバエ)と呼ばれることもある。

[食餌植物] マメ科、ウリ科、ナス科、アブラナ科の野菜、キク等の草花、樹木など多くの植物に寄生する。

[天敵] イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ等の寄生蜂

[防除方法] 白い食害跡の先端に、ゴマ粒ほどの幼虫が見えるのでつぶす。 葉の表皮の下に居るため、薬剤は効きづらい。

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排水性(はいすいせい)

雨や水やりで土壌に与えられた水分のうち、余剰なものが停滞することなく、すぐに流れ去る性質。

これにより、土の粒子の隙間に空気が入り込み、根の生育が活発になる。

ポリポット(ぽりぽっと)

ポリポットで育苗

ポリエチレンフィルムポットを略した言葉。

薄いビニール製の鉢で、タネまきや育苗に良く利用されている。

植物の苗を購入するとポリポットに入っていることが多いが、通気性が悪く蒸れやすいので、なるべく早く植え替えた方が良い。

ビニールポットともいう。

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鉢(はち)

様々な形状・材質が選べる鉢

植物を栽培する容器のこと。

様々な材質や形状の鉢が市販されているので、栽培環境や好みに合わせて選ぶと良い。

一番多く流通しているプラスチック製のものは、軽くて手軽な反面、植物が蒸れやすい欠点もある。

素焼きの鉢テラコッタは、重くて扱いづらい面もあるが、通気性・排水性が良く、植物にとっては好ましい環境になる。

化粧鉢といって、鉢の表面に釉薬をかけたり、絵柄を入れたりして美しく仕上げているものもある。 この場合、表面がコーティングされているため通気性は悪い。

鉢のサイズは「号」という単位であらわされる。 1号は約3センチで、鉢の口径を基準としている。

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パティオ(ぱてぃお)

パティオ

スペイン語(patio)で中庭の意味。

スペイン風建築で、ロの字型に作られた建物の内側にある、回廊に囲まれた中庭のこと。

パティオに設置された花壇やプランターには植物が美しく飾られ、中央には彫像や噴水など設置されることもある。

ガーデニング用語では、洋風に作られた中庭のことをパティオと呼んでいる。

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斑入り(ふいり)

葉に黄色と赤色の斑が入った、トリカラーアマランサス(ハゲイトウ)

植物体の器官、主に葉において、通常一色になる部分が変異を起こし、二色以上になって模様を作る現象。

葉緑素等の色素が抜けて、白や黄色、または赤色に変色するもので、変色した部分を斑(ふ)という。

遺伝的なものと、ウイルスによるものがある。

葉緑素が少ない分、強い日差しで葉焼けを起こしやすいので注意する。

斑入り植物は、再び突然変異が生じたり、交雑や育成環境が原因で、緑の葉に戻ってしまうことがある。 このことを先祖返りという。

<斑の種類> 出現する場所や形状によって以下のような種類がある。

覆輪(ふくりん)…葉の縁 爪斑(つめふ)…葉の先端部の縁 中斑(なかふ)…葉の中央部 散斑(ちりふ)…小さな斑点が葉全体に散らばる 刷毛込み斑(はけこみふ)…葉の中央から縁に向かって刷毛で塗ったような斑 縞斑(しまふ)・条斑(すじふ)…縞の斑が縦に入る 脈斑(みゃくふ)・網斑(あみふ)…脈状の斑 虎斑(とらふ)…横に入る斑 切斑(きりふ)…直線的な境界線で二色に分かれる斑

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日焼け(ひやけ)

強い日光で日焼けした葉

強すぎる直射日光で、葉が茎が焼けてしまうこと。

日陰や室内で育てた植物や、葉の色素が薄い植物を、急に日光にさらした時に起こりやすい。

植物が変色したり、葉の縁から枯れてきたりする。

葉焼け(はやけ)ともいう。

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盆栽(ぼんさい)

盆栽

小さな盆(鉢)の中に、大自然の景色を再現する日本の伝統的な園芸。

手間と時間を掛けて、植物、主に樹木を栽培し、その姿を鑑賞するもの。

盆栽入門

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保水性(ほすいせい)

バーミキュライトには、容積の約3倍の液体を吸収する保水力がある

水分を吸引し、保持する性質。 土の水持ちのこと。

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捕殺(ほさつ)

ミカンの枝とアブラムシ捕殺も害虫駆除の有効な手段である

捕まえて殺すこと。 害虫の発生が広範囲でなければ、こまめに捕殺することで被害を軽減できる。

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プリザーブドフラワー(ぷりざーぶどふらわー)

プリザーブド(preserved)とは、保存されたという意味。

花や葉を、生花のように瑞々しいまま長期に渡って楽しめるように、特殊な加工を施したもの。

現実には無い花の色にも染められることから、アレンジに様々なカラーバリエーションが楽しめる。

プランター(ぷらんたー)

プラスチック製の、四角い栽培容器を指すことが多い

英語のplanterは、鉢や花瓶など、植物を栽培したり飾ったりする容器全般を意味するが、日本では、主として長方形の栽培容器を指すことが多い。

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不織布(ふしょくふ)

化学繊維で作られた不織布

化学繊維を織らずに、様々な方法で結合させた布のこと。

布をごく薄く仕上げることができる。

園芸では、植物の遮光、虫除け、防寒等に使われることが多い。

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覆土(ふくど)

種まき後の覆土

種まき後に土を被せること。

日光が発芽の妨げになる嫌光性種子は、種の直径の2~3倍の深さに埋めて覆土する。 日光が発芽に必要な好光性種子は、種まき後に覆土しない。

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肥料焼け(こえやけ・ひりょうやけ)

肥料の与えすぎ、または濃度が濃すぎて、植物に悪影響を及ぼすこと。

濃すぎる肥料は塩害と同じで、浸透圧で根の水分を奪う。 酷い場合は根が傷んで枯れてしまうので、与え過ぎないように気をつける。

肥料負け(こえまけ・ひりょうまけ)・肥やけ(ひやけ)・肥料障害(ひりょうしょうがい)ともいう。

だれでもできる肥料の上手な効かせ方―基礎からわかる野菜の施肥 おすすめ平均

わかりにくい

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肥料負け(こえまけ・ひりょうまけ)

肥料の与えすぎ、または濃度が濃すぎて、植物に悪影響を及ぼすこと。

濃すぎる肥料は塩害と同じで、浸透圧で根の水分を奪う。 酷い場合は根が傷んで枯れてしまうので、与え過ぎないように気をつける。

肥料焼け(こえやけ・ひりょうやけ)・肥やけ(ひやけ)・肥料障害(ひりょうしょうがい)ともいう。

有機栽培の肥料と堆肥―つくり方・使い方 (小祝政明の実践講座) おすすめ平均

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肥効(ひこう)

表面をコーティングした肥料は、肥効が長く続く

施した肥料が、植物に与える効果のこと。

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そもそもの根拠が極めて曖昧科学的有機農業のテキスト

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半日陰(はんひかげ)

木漏れ日が差す、森林のような環境のことを、半日陰という

1日3~4時間程度、日光が当たる場所。

森林で木漏れ日が差すような環境のこと。

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ハンギングバスケット(はんぎんぐばすけっと)

ハンギングバスケット

植物を植えつけた後、吊り下げたり壁に掛けたりできるカゴのこと。

植物を立体的に飾り、限られたスペースを有効活用できる。

風通しが良いので病害虫の被害を受けにくいが、用土が乾燥しやすいため水分管理に注意すること。

今日からはじめるハンギングバスケット―長く楽しむつくり方とデザイン

posted with ヨメレバ 上田 奈美 農山漁村文化協会 2006-11 Amazon 楽天ブックス 7net bk1 ブックオフ e-hon 図書館 … ≫続きを読む

ハンギング仕立て(はんぎんぐじたて)

ハンギング仕立て

カゴや植木鉢などのコンテナに植物を植えつけ、吊り下げたり壁に掛けたりする仕立て方。

植物を立体的に飾り、限られたスペースを有効活用できる。

風通しが良いので病害虫の被害を受けにくいが、用土が乾燥しやすいため水分管理に注意すること。

ハンギングバスケット

posted with ヨメレバ 伊藤 孝己 講談社 1999-04 Amazon 楽天ブックス 7net bk1 ブックオフ e-hon … ≫続きを読む

葉焼け(はやけ)

葉焼けしたコーヒーの木

強すぎる直射日光で、葉が茎が焼けてしまうこと。

日陰や室内で育てた植物や、葉の色素が薄い植物を、急に日光にさらした時に起こりやすい。 植物が変色したり、葉の縁から枯れてきたりする。

日焼け(ひやけ)ともいう。

インテリアグリーンを楽しむはじめての観葉植物― 育て方と手入れのコツ 渡辺 均

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葉水(はみず)

葉水

霧吹きやジョウロで、葉や植物全体に水を掛けること。

呼吸や光合成を行いやすいように葉の汚れを落とし、空気中の湿度を上げて、病害虫の発生を抑える。

熱帯や亜熱帯の、多湿な環境で育った観葉植物には、定期的に行うと良い。

挿し木を行なった直後、根の発育が不十分な時期には、効果的な給水方法である。

シリンジともいう。

はじめての観葉植物の手入れと育て方 (ナツメ社のGarden Books) 谷亀 高広

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花柄摘み(はながらつみ)

咲き終わった花柄を摘むと、花期を長く楽しめるシクラメン

咲き終わった花を摘み取ること。

枯れた花弁が腐ってカビが発生し、病気になるのを防ぐ。

花を鑑賞する植物は、花がらを摘んで種子を作らせないようにして、次々に花を咲かせることが出来る。

これで安心花を長持ちさせるコツ―人気のある鉢花や、切り花の管理方法を写真とイラストで紹介 (ブティック・ムック (No.214))

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発根促進剤(はっこんそくしんざい)

植物の成長を促すホルモンのオーキシン、またはその前段階の物質を主成分とする薬剤のこと。

挿し木をするときに、挿し穂の切断面に付けておくと、傷口の回復が早まり、発根が促進される。

苗の移植前に、発根促進剤を使用すると、根が活性化して活着が良くなる。

根の生態学 H. デ クルーン

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鉢増し(はちまし)

定期的な鉢増しで、根詰まりを防ぐことができる

植物の生長に伴って根が張り、鉢が狭くなった時に、根鉢を崩さず一回りか二回り大きな鉢に植え替えること。

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鉢底ネット(はちぞこねっと)

鉢底ネット

鉢穴の部分に敷く網。

用土の流出や、鉢穴からの害虫の進入を防ぐ。

育てじょうずになるための土・肥料―園芸用土&花壇の土・畑の土 肥料の選び方・使い方 主な植物の栽培ガイド (主婦の友生活シリーズ) おすすめ平均

「どうしてそうするのか」がわかる

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鉢上げ(はちあげ)

ブルーベリー挿し木苗の鉢上げ

種を蒔いたり、栄養繁殖で作った幼苗を、鉢に植えつけること。

畑や花壇に植えられていた植物を、掘りあげて鉢に植え替えることも鉢上げという。

見てわかるさし木・つぎ木・とり木・株分け―穂のつくり方から鉢上げまで

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播種(はしゅ)

播種

植物の種子を蒔くこと。種まき。

野菜のバスケット栽培―タネから育てる63種 おすすめ平均

ダイコンまでつくれる栽培法

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葉挿し(はざし)

ポトスの葉挿し

挿し木の一種で、茎の変わりに葉を使うもの。

親株の葉を切り取り、土に挿して発根を促す、栄養繁殖(えいようはんしょく)法。

株分け・さし木・とり木・つぎ木―好きな植物が、自分でどんどん殖やせる (ブティック・ムック―園芸 (No.511))

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ピンチ(ぴんち)

ピンチ

植物体で一番成長が旺盛な、主枝の先端にある頂芽(ちょうが)を摘み取ること。

頂芽の生長点が無くなると、わき芽や側枝が生育を始める。 樹高を整え、枝数を増やす効果がある。

摘心・摘芯(てきしん)、芯止め(しんどめ)ともいう。

これで十分手抜き剪定

posted with ヨメレバ 妻鹿 加年雄 家の光協会 1997-11 Amazon 楽天ブックス ブックオフ e-hon 図書館 … ≫続きを読む

ハウス(はうす)

ハウス(温室)内

耐寒性に乏しい植物を育てるため、冬でも適温を保てるように作った建物のこと。

加温することで野菜等の促成栽培を行い、出荷時期を早めることもできる。

温室ともいう。

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夢が広がる。

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ハイブリッド(はいぶりっど)

ミニトマトのハイブリッド品種「アイコ」

生物学上においては、異なる2種の生物を人工的に交配し、生み出された新種のこと。 交雑種、または雑種ともいう。

植物では、異なる種の植物同士を掛け合わせたもの(種間雑種)も、同種の植物を交配したもの(種内雑種)もハイブリッドと呼んでいる。

植物改良への挑戦―メンデルの法則から遺伝子組換えまで おすすめ平均

逸話に満ちた品種改良の歴史

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パーゴラ(ぱーごら)

パーゴラ

ツル植物を絡ませるために、木材や金属で組んだ棚のこと。

ブドウやキウイ等の果樹、藤やバラ等の花木などを這わせるのによく利用される。

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ハイドロカルチャー(はいどろかるちゃー)

ハイドロカルチャー

ハイドロは「水」、カルチャーは「栽培」を意味し、水耕栽培や養液栽培を指す言葉。

しかし一般的には、底穴の無い容器を用いて、植物を水と固形培地を使って栽培することをいう。

代表的な固形培地は、粘土を小粒に丸めて焼成した多孔質の発泡煉石(はっぽうれんせき)や、炭を粒状に加工したもの。

固形培地耕(こけいばいちこう)ともいう。

楽しく作るハイドロカルチャー (図解 生活園芸)

posted with ヨメレバ 武川 満夫 源草社 2004-07 Amazon 楽天ブックス ブックオフ e-hon 図書館 … ≫続きを読む

穂木(ほぎ)

穂木には、増やしたい植物の枝や芽を使う

2つの植物体を接ぎ木でつなぐとき、上部に使う植物を穂木という。

⇔台木(だいぎ)

見てわかるさし木・つぎ木・とり木・株分け―穂のつくり方から鉢上げまで

posted with ヨメレバ 早川 満生 誠文堂新光社 2007-07 Amazon 楽天ブックス ブックオフ e-hon 図書館 … ≫続きを読む

ポット上げ(ぽっとあげ)

ポット上げした苗

苗床や容器で発芽した植物を、ポットに移植すること。

ハーブと野菜のキッチンガーデン―プランターとポットで作る

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ばら蒔き(ばらまき)

ばら蒔きにしたトマトの発芽、間引きが必要

種まきの方法の一つで、土壌の全体にムラなく種子を蒔くこと。

大量の種が必要で、蒔かれた種に偏りが出やすい。 植物が生長したら、その都度間引いて間隔を保つ。

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母本(ぼほん)

種を採取する、アシタバの母本

種子繁殖(しゅしはんしょく)のため、種の採取をする植物体のこと。

挿し木や接ぎ木などの栄養繁殖(えいようはんしょく)に用いる植物体のことは、親株という。

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腐植質(ふしょくしつ)

土壌に堆積した落ち葉は、やがて植物性腐食質になる

落ち葉や木片等の枯死した植物体が、土壌の微生物によって分解されてできた物質。

保水性、通気性、排水性に富み、植物の栽培に適した団粒構造の土壌を作る。

また良質な有機肥料として、土壌の微生物相を豊かにし、肥えた土を作る。

生きている土壌―腐植と熟土の生成と働き 日本有機農業研究会

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花肥(はなごえ)

植物細胞のタンパク質合成や、遺伝情報に関わる核酸をつくる、リン酸肥料(P)のこと。

特に花や果実・種子の形成、根の伸長に必要な要素。

過剰に与えると、亜鉛、鉄等の微量要素が不足することがある。 欠乏すると、開花・結実が遅れ、根や葉の生育が貧弱になる。

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葉肥(はごえ)

葉や茎の生育に不可欠な、葉緑素の生成に関わる、窒素(N)肥料のこと。

過剰に与えると、葉ばかりが生い茂り、花が付きにくくなる。 また茎が伸びすぎて徒長気味になって、病害虫に侵されやすくなる。

欠乏すると、葉緑素が不足して葉が黄色く変色し、株が大きく育たない。

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春肥(しゅんぴ・はるごえ)

樹木、宿根草、球根、秋まきの草花などの芽が動き始める、2月下旬から3月上旬頃に与える追肥(ついひ・おいごえ)の一種。

気温が上がって、植物の養分吸収が始まるその時に、肥料を与えること。

芽吹きの時期に施肥することから、芽出し肥(めだしごえ)とも呼ばれる。

肥料の三要素(ひりょうのさんようそ)

肥料の三要素

植物の生育に必要不可欠な成分「窒素・リン酸・カリ(カリウム)」のこと。

単にアルファベットの元素記号で「N・P・K」と表されることもある。

◆窒素(N) 葉肥(はごえ)とも言われる、葉緑素生成に関わる要素。葉や茎の生育に必要。 過剰に与えると、葉が柔らかくなり、徒長して病害虫に侵されやすくなる。

◆リン酸(P) 花肥(はなごえ)・実肥(みごえ)とも言われる、植物細胞のタンパク質を形成する要素。 主に花・果実・種子の形成に必要。

◆カリ(K) 根肥(ねごえ)とも言われる、植物の細胞核を構成し、細胞増加に役立つ要素。 主に根を発達させ、球根を太らせる。

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肥料(ひりょう)

植物に吸収された土壌の栄養分を補うもの。

主な成分は、生育に必要な三要素、窒素N・リン酸P・カリウム(カリ)K。

その他に、中量要素のカルシウムCa、マグネシウムMg、イオウS、微量要素の鉄Fe、亜鉛Zn、銅Cu、マンガンMn等を含むものもある。

※肥料取締法による家庭園芸用の肥料は、 「窒素・リン酸・カリウムがそれぞれ0.1%以上、あるいは2成分以上の合計量が0.2%以上含むもの」とされる。

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ボカシ肥(ぼかしひ)

有機質に、土や籾殻などの用土類を混合し、発酵させて作った肥料。

用土を混ぜて発酵させることで、穏やかな効果を持つ肥料ができる。 肥料の効果をぼかして使うことから、ボカシ肥と呼ばれる。

原料は油かす、魚粉、鶏糞、米ぬか、オカラ、骨粉、籾殻燻炭、カニ殻など。

微生物がつくるアミノ酸やビタミンなども豊富に含まれており、植物の健康維持に役立つ。

発酵工程は、雑菌の繁殖が収まる秋から春にかけて行なうと失敗が少ない。

ボカシ肥のつくり方使い方 農山漁村文化協会編集部

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ボカシ肥とは、どんなものかが良く分かる

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バーク堆肥(ばーくたいひ)

広葉樹や針葉樹の樹皮(バーク)に、有機物や発酵補助剤を加え、腐植させたもの。

軽量で、通気性、排水性、保水力、保肥力に優れている。

土の団粒構造化をすすめ、植物の栽培に適した柔らかな土壌を作る。 また、土壌微生物のバランスを改善し、連作障害等の発生を抑制する効果もある。

含まれる肥料分は比較的少ないことから、土壌改良材として用いられることが多い。

培養土(ばいようど)

植物の栽培に適するように、あらかじめブレンドされた土のこと。

一般的な培養土には、基本用土や土壌改良材、肥料などが数種類混合されている。

自分で土を配合する手間が省けて、初心者でも手軽に利用することが出来る。

育てる植物や栽培環境に合わせた専用土も多い。

サボテン、野菜、花、ハーブ、ブルーベリー、ラン、バラ、山野草、ハンギングなどに適した用土が多数市販されている。

用土(ようど)、配合土(はいごうど)、コンポストともいう。

日向土(ひゅうがつち)

宮崎県都城市付近から産出される、霧島山の火山砂礫(かざんされき)。

多孔質の硬質軽石で、排水性、通気性、保水性に富んでいる。 弱酸性の性質を持っており、雑菌の繁殖を抑えて、根腐れを予防する効果がある。

鹿沼土より硬く 軽石より軟らかい ラン栽培、万年青(オモト)、山野草用土によく利用される。

火山性の淡色軽石パミスの一種で、ボラ土(ぼらつち)、日向砂(ひゅうがすな)とも呼ばれている。

バーク(ばーく)

バークチップ

樹皮のこと。

砕いたものをパークチップ、腐植させたものはバーク堆肥という。

バークチップで植物の根元を覆い(マルチング)、雑草の発生や泥はねを抑えたり、酷暑期や寒冷期に、土壌を保温・保湿することができる。

発酵させたパーク堆肥は、土壌改良にも使われる。

バーミキュライト(ばーみきゅらいと)

バーミキュライト

雲母に良く似た蛭石(ひるいし)を、高温で焼結処理し、10倍以上に膨張させたもので、薄い雲母片が重なり合ったような形状をしている。

非常に軽量で、保水性、通気性、保肥力に優れた用土。

多孔質な性質を持ち、土壌を浄化、改良する効果がある。

特徴的なのは、優れた液体吸収力で、容積の約3倍の水を吸収することができる。

含有するカリウム、マグネシウム等の微量要素が植物の成長にも役立つ。

中性で無菌なことから、種まき用土に良い。 また、土を軽量化できることから、ハンギングバスケット用土によく使われる。

園芸分野以外でも、使い捨てカイロや建設資材、家畜の飼料等に幅広く利用されている。

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パーライト(ぱーらいと)

パーライト

黒曜石(こくようせき)や真珠岩(しんじゅがん)を、熱処理して発泡させた白色粒状の用土。

岩石中に含まれる水分が、高温でガス化することで多孔質な軽石状になったもの。

通気性や排水性に優れる半面、保水性や保肥性に劣る。

発泡で10倍以上に膨張し、非常に軽いので、土を軽量化したり、粘土質の土壌を改良するのに使われる。

その軽さから、ハンギングバスケット用土によく利用される。

中性から弱アルカリ性の性質をもつ。

パミス(ぱみす)

パミス

火山噴出物、塊状の淡色軽石のこと。 灰白色のものが多い。

マグマが減圧され、水などの揮発成分が発泡したため多孔質となったもの。

保水性・排水性・通気性に優れた用土。

鉢底石(はちぞこいし)

鉢底に敷く、大粒の軽石等のこと

水はけと通気性を良くするために、鉢の底に敷く大粒の軽石や発泡煉石(はっぽうれんせき)のこと。

鉢底石をネット状の袋に入れてから使うと、簡単に再利用できる。

ごろ石とも呼ばれる。

ボラ土(ぼらつち)

宮崎県都城市付近から産出される、霧島山の火山砂礫(かざんされき)。

多孔質の硬質な軽石で、排水性、通気性、保水性に富んでいる。 性質は弱酸性で、雑菌が少なく、根腐れを予防する効果がある。

鹿沼土より硬く 軽石より軟らかい

ラン栽培、万年青(オモト)、山野草用土によく利用される。

火山性の淡色軽石パミスの一種で、日向土(ひゅうがつち)とも呼ばれている。

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富士砂(ふじずな)

富士山の裾野周辺から産出する、黒色の火山砂(かざんさ)で、火山性の暗色軽石スコリアの一種。

鉄分を含む溶岩質で、比重が大きく多孔質、粒は角ばっている。

排水性、通気性に富んだ用土で、根腐れを予防する効果がある。

漆黒の良質な富士砂は、化粧砂として用いられることもある。 東洋ラン、盆栽、万年青(オモト)、観棕竹のほか、山野草やロックガーデンによく利用されている。

腐葉土(ふようど)

落葉や落枝が、腐植してできた腐葉土

落葉や落枝が、腐植してできた腐葉土

広葉樹等の落葉や落枝が、土壌に堆積して腐植したもの。 自然界では、土壌にすむ生物や微生物が、有機物を分解して作る。

通気性、排水性、保水性に優れた有機肥料であり、また良質な堆肥であることから、植物の栽培に広く利用されている。

土壌に混合すると、腐葉土が直径1~5㎜ほどの土の粒「団粒(だんりゅう)」の元になり、団粒構造の土壌を形成する。 土壌改良には、非常に適した資材といえる。

また、穏やかな効き目を持つ緩効性肥料(かんこうせいひりょう)としても知られている。

腐植土(ふしょくど)ともいう。

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ピートモス(ぴーともす)

寒冷地の湿地帯に生える、コケ類や水生植物が堆積し、低温下のため完全に腐りきらずに泥炭化したもの。

通気性、保水性、保肥性に優れた有機質で、性質は腐葉土に似ている。

ph4程度と酸性度が非常に強いのが特徴で、強酸性土壌を好むブルーベリー栽培に適する。 酸性を好まない植物を植える場合は、石灰などで中和するか、酸度調整済みの製品を選ぶ。

無菌で清潔なことから、種まき用土にも利用される。

乾燥・粉砕されたものが市販されているので、十分に水を含ませてから使用すること。

ピートモスの湿原は、植物が1年に1~2ミリ堆積したもので、平均10メートル堆積する湿原が形成されるには1万年かかる。 近年、園芸用土としての需要が伸びたため、湿原の環境破壊が問題になっている。