植物体の器官、主に葉において、通常一色になる部分が変異を起こし、二色以上になって模様を作る現象。
葉緑素等の色素が抜けて、白や黄色、または赤色に変色するもので、変色した部分を斑(ふ)という。
遺伝的なものと、ウイルスによるものがある。
葉緑素が少ない分、強い日差しで葉焼けを起こしやすいので注意する。
斑入り植物は、再び突然変異が生じたり、交雑や育成環境が原因で、緑の葉に戻ってしまうことがある。
このことを先祖返りという。
<斑の種類>
出現する場所や形状によって以下のような種類がある。
覆輪(ふくりん)…葉の縁
爪斑(つめふ)…葉の先端部の縁
中斑(なかふ)…葉の中央部
散斑(ちりふ)…小さな斑点が葉全体に散らばる
刷毛込み斑(はけこみふ)…葉の中央から縁に向かって刷毛で塗ったような斑
縞斑(しまふ)・条斑(すじふ)…縞の斑が縦に入る
脈斑(みゃくふ)・網斑(あみふ)…脈状の斑
虎斑(とらふ)…横に入る斑
切斑(きりふ)…直線的な境界線で二色に分かれる斑
庭を明るくする斑入り植物 (NHK趣味の園芸ガーデニング21) | |
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