形成された蕾が花開くことなく、自家受粉によって結実する花のこと。
開放花と閉鎖花が混在することもあれば、環境や時期によって形成時期がずれることもある。
他株と生殖細胞の交換が行なわれないので、遺伝子の多様性を保つには不適な繁殖方法だが、確実に種子を作ることが出来るという大きな利点がある。
スミレ属、ホトケノザ、キッコウハグマ、フタリシズカ、ヒメハギ、ツリフネソウ、タツナミソウ、ツユクサ、センボンヤリなど。
マルバツユクサ、ミゾソバ、ヤブマメなどは、地中に閉鎖花を付ける。
⇔開放花(かいほうか)