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つる性植物(つるせいしょくぶつ)

つる植物の巻きひげ

自分の身体を支える堅固な茎(つる)を形成しないで、他の植物や物体に絡み付いたり付着したりして伸びていく植物のこと。

丈夫な茎を形成しなくて良い分、非常に生育が早く、細い茎を長く伸ばして、すぐに高所まで到達することができる。

栽培する際には、支柱に誘引すると良い。

大別すると、茎自体が巻きついて伸びる「巻きつき植物」と、つるに発生する組織が何かにつかまって伸びる「よじ登り植物」がある。

◆巻きつき植物 アサガオ、フジ、ツルウメモドキ、ササゲ、ヘクソカズラ、スイカズラ、アケビ、キウイ

◆よじ登り植物 つるに生じる組織の種類によって、以下のように分類される。

・不定根(ふていこん)…キヅタ、ポトス、ノウゼンカズラ

・刺(とげ)・鉤(かぎ)…ノイバラ、カカツガユ、ジャケツイバラ、ブーゲンビリア、アカネ、カギカズラ

・巻きひげ(まきひげ)…スイートピー、エンドウ、ブドウ、トケイソウ、フウセンカズラ、ウリ科植物

・吸盤(きゅうばん)…吸盤ツタ、ネナシカズラ

つる植物のガーデニング―仕立て方・楽しみ方 (NHK趣味の園芸ガーデニング21)

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接ぎ木(つぎき)

マンゴーの接ぎ木丈夫な台木に、美味しい果実を実らせる穂木を接ぐ

繁殖させたい植物の芽や枝を、他の植物に接合して、それぞれの良い性質を合わせた植物体をつくること。 植物の再生機能を利用した栄養繁殖の一種。

接ぎ木の上部になる芽や枝をつぎ穂、または穂木といい、根を持つ下部を台木という。 丈夫で根張りが良く、環境適応力がある台木を使って、鑑賞に適した花や果実を得られる穂木を接ぐ。

接ぎ木で繋ぐのは、親和性のある、近縁植物でなけらばならない。

実生での栽培や、株分け、挿し木などの繁殖がしづらい植物に適した繁殖方法で、種子から育てるよりも、生育が早く、開花・結実までの期間を短縮できる。

また、雌雄異株の植物の雌株に雄株を接いで、一本でも結実できるようにしたり、樹高を抑えた矮性品種をつくる際にも利用する方法。

<接ぎ木の種類>

◆枝接ぎ 芽の付いた枝を穂木にする方法で、通常3~4月に行なわれる。 穂木と台木の接触面の切り方によって、3種に分けられる。

・切接ぎ…台木上端から側面を切り下げた断面に穂木を挿入 ・腹接ぎ…台木途中から側面を切り下げた断面の間に穂木を挿入 ・割接ぎ…台木上端から中央を切り下げた断面の間に穂木を挿入

◆芽接ぎ 芽の付いた部分を、台木の樹皮をはいで接ぐ方法で、通常8~9月に行なわれる。

◆根接ぎ 根を台木として穂木を接ぐ方法。 盆栽などで、根張りが良くない時に行なわれる。

◆呼び接ぎ 穂木を親株から完全に切り離さないまま台木に接いで、活着を確認してから取り除く方法。

◆高接ぎ 台木の高い位置で接ぐ方法。

◆刺し接ぎ 主としてサボテンに用いられる高接ぎの一種で、尖らせた台木先端を、穂木に刺して接ぐ方法。

だれでもできる果樹の接ぎ木・さし木・とり木―上手な苗木のつくり方

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接ぎ穂(つぎほ)

つぎ穂には、増やしたい植物の枝や芽を使う

2つの植物を接ぎ木で繋ぐとき、上部に使う植物を接ぎ穂という。

穂木(ほぎ)ともいう。

⇔台木(だいぎ)

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つるボケ(つるぼけ)

生い茂る蔓植物

土壌中の窒素分…葉肥(はごえ)が多すぎて、葉や茎ばかりが生い茂り、花や果実が付き難くなること。

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通気性(つうきせい)

炭は、多孔質な性質を持つ

空気をよく通す性質。

用土の通気性を確保するには、軽石等の多孔質な資材や、有機質の堆肥を混合すると良い。

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追熟(ついじゅく)

リンゴが発するエチレンガスは、果実の成熟を促す

収穫された未熟な果実を、しばらくの間室温で置いて、食べ頃になるまで熟させること。

成熟を促すエチレンガスを用いて、熟す時期をコントロールすることもある。

リンゴはエチレンガスを放出することから、未熟な果実と一緒に密閉すると、成熟を早める作用がある。

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写真解説で判りやすい

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土寄せ(つちよせ)

ジャガイモは、日光に当たると緑色になり、ソラニンという毒素が生じる。地表に芋が出ないように土寄せが必要

植物の周りの土を寄せて、株元に盛り上げること。

根を保護し、植物が倒れないようしっかりと支える。

日光を遮断することで、根菜やネギ・セリ等を白く柔らかく仕上げる効果もある。

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土留め(つちどめ・どどめ)

土留め

植え込みや花壇の土が流れ出さないように置く、枕木や石のこと。

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接ぎ木テープ(つぎきてーぷ)

接ぎ木を行う際、穂木と台木を接いだ部分を固定するテープのこと。

写真・図解 果菜の苗つくり―失敗しないコツと各種接ぎ木法

posted with ヨメレバ 白木 己歳 農山漁村文化協会 2006-08 Amazon 楽天ブックス ブックオフ e-hon 図書館 … ≫続きを読む

追肥(ついひ・おいごえ)

追肥の化成肥料は、直接植物に触れないように与える

植物の成長過程において、元肥(もとごえ)が切れる頃に追加する肥料のこと。

すぐに効果があらわれる速効性肥料(そっこうせいひりょう)が適している。