菜種、大豆、綿実などから油を搾った残りかすのこと。
油かすとして用いられている菜種粕は、窒素5%、リン酸2%、カリ1%程度を含有する良質な有機肥料。
未発酵のものは、分解途中で熱やガスが発生し、植物を痛めることがあるので、土に混ぜたら1ヶ月ほど置くこと。
米ぬか・魚粉等の有機物を加えて発酵させた「発酵油かす」ならその心配は無い。
発酵油かすは、肥料の三要素が等しく含まれるように成分調整された緩効性肥料(かんこうせいひりょう)で、主に追肥(ついひ・おいごえ)として使用する。
また、油粕に水を加えて発酵させると、液肥(えきひ)ができる。