生育途中の植物が、成長を一旦休止すること。
環境が不適切なことから起こる他発休眠(強制休眠)と、植物が自ら活動停止する自発休眠がある。
自発休眠する植物には、寒冷期に適応するため葉を落とす落葉樹や、地上部を枯らせて根だけで越冬する宿根草、球根類などがある。
また、すべての種子が一斉に発芽してしまうと、突然の環境の変化などで全滅する恐れがあるため、自発休眠する種子も多い。
休眠していた植物が目覚め、再び生育が始まったり、発芽能力を持ったりすることを休眠打破(きゅうみんだは)という。
植物の生存戦略―「じっとしているという知恵」に学ぶ (朝日選書 821) | |
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