
こも巻きした松
アカマツ、クロマツ、ヒマラヤスギを食害する害虫マツカレハを駆除するための罠。
マツケムシとも呼ばれる幼虫は、毒を持った毛虫で、幼虫の状態で越冬する。
11月頃、ワラで編んだ菰(こも)を、幹の地上から1~2メートル辺りに巻いておくと、越冬のために木から降りてきた幼虫が、潜り込んで冬眠する。
春になって、再び活動を開始する前に、菰(こも)ごと焼き払ってしまう駆除方法。
しかし、研究の結果、こも巻きで捕まるマツカレハはわずかな数で、大部分がクモなどの益虫であることが分かっている。