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オーキシン(おーきしん)

オーキシンの一種である3-インドール酢酸の構造式

細胞を伸長させ、植物の成長を促す作用を持った物質の総称。

植物ホルモンの一種。

園芸では、果実を着果させたり、実った果実の肥大や成熟を促すために、使用されることが多い。 また、挿し木等の栄養繁殖では、発根を促すのに用いられる。

植物を、異常に成長させることで、結果的に枯らしてしまう作用を持つオーキシンも存在しており、その作用から除草剤として利用されている。 これはアメリカ軍によって、ベトナム戦争時に枯葉剤として使用された。

植物の枝や茎の先端には、頂芽(ちょうが)と呼ばれる芽があり、そこからはオーキシンが分泌されている。 頂芽のオーキシンは、側面から出る側芽(そくが)の成長を抑制して、頂芽優勢の性質を保つ。

腋芽(えきが・わきめ)

枝の途中から出る腋芽

葉の付け根や、幹や茎の途中から出る芽のこと。

普段は、先端の頂芽(ちょうが)が分泌する植物ホルモンのオーキシンにより、生育が抑えられている。

摘心によって頂芽が切断されると、勢い良く成長をはじめる。

脇芽(わきめ)・側芽(そくが)ともいう。

⇔頂芽(ちょうが)

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脇芽(わきめ)

バラのわき芽

葉の付け根や、幹や茎の途中から出る芽のこと。

普段は、先端の頂芽(ちょうが)が分泌する植物ホルモンのオーキシンにより、生育が抑えられている。

摘心によって頂芽が切断されると、勢い良く成長をはじめる。

側芽(そくが)・腋芽(わきめ・えきが)ともいう。

⇔頂芽(ちょうが)

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側芽(そくが)

グアバの葉腋からでた側芽

葉の付け根や、幹や茎の途中から出る芽のこと。

普段は、先端の頂芽(ちょうが)が分泌する植物ホルモンのオーキシンにより、生育が抑えられている。

摘心によって頂芽が切断されると、勢い良く成長をはじめる。

脇芽(わきめ)・腋芽(わきめ・えきが)ともいう。

⇔頂芽(ちょうが)

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頂芽(ちょうが)

サクランボの頂芽

幹や茎の先端にある芽のこと。

葉の付け根や、幹の途中から出てくる側芽(そくが)よりも生育が旺盛である。

頂芽は、植物の成長を促す植物ホルモンのオーキシンを分泌しており、その物質がわき芽の成長を抑えている。

頂芽を摘むとオーキシンが減少して、側芽が勢い良く成長をはじめる。

このように、優先的に頂芽が成長する性質を、頂芽優勢(ちょうがゆうせい)という。

⇔側芽(そくが)・脇芽(わきめ)・腋芽(わきめ・えきが)

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