補虫器官に発達した葉や茎を持つ植物のこと。
誘引した昆虫を捕らえて消化し、栄養分を吸収することができる。
養分の乏しい環境で生育し、足りない栄養分を補うために食虫機能が発達したと言われている。
食虫植物は、昆虫を捕らえる方法によって、以下の三種類に大別される。
◆罠方式
内側にある感覚毛に昆虫が触れると、その刺激で葉が閉じて、昆虫を捕らえる。
ハエトリグサなど。
◆落とし穴方式
花の香りや蜜で昆虫をおびき寄せ、壷のように変形した葉の中に落として捕らえる。
穴の内部は、一度落ちたら這い上がってこれない形状になっている。
サラセニア、ネペンテスなど。
◆粘着方式
葉に生えている毛の先から、粘り気のある液体を分泌して昆虫を捕らえる。
昆虫がかかると、毛が曲がったり、葉が昆虫を包み込む形状に変わり、そこで消化してしまう。
モウセンゴケなど。
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