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着果

アンズの着果

アンズの着果

植物に果実がつくこと。

結実(けつじつ)ともいう。

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長角果(ちょうかくか)

アブラナ科植物の角果は、細長い形状が特徴的な長角果

二枚の心皮が合わさってできた子房(多心皮性子房)からなる、角果(かくか)の一種。

果実の中央にある薄い膜で、内部は二室に仕切られている。

細長い形状をしており、成熟すると縫合線に沿って下部から裂け、種子を放出する。

カラシナ、ワサビ 、セイヨウアブラナ、セイヨウワサビ、オランダガラシ、ミズナ、キャベツ、ハクサイ、ジャニンジンなど、アブラナ科植物に多くみられる果実。

単果(たんか)、乾果(かんか)、裂開果(れっかいか)に属する。

柱頭(ちゅうとう)

受粉適期に粘液を分泌する柱頭

雌しべの先端部分の、花粉を受け取る器官のこと。

花粉を受けやすいように毛が生えていたり、受粉適期に粘液を分泌したりする。

柱頭が受粉すると、花粉から花粉管が伸びて胚珠に到達し、胚珠の卵細胞と花粉管の精核が受精する。

直根(ちょくこん・ちょっこん)

スイートピーは直根性、移植を嫌う

地中深くに真っ直ぐ伸びた主根のこと。

主根が太く発達しており、横から出る側根は少ない。

移植時に直根を傷つけると植物へのダメージが大きいため、種子は直まきすることが望ましい。

ダイコン、ニンジン、ゴボウなどの根菜類、ルピナス、スイートピーなどのマメ科植物、アブラナ科植物、ハナビシソウ、タンポポ、ニチニチソウ、ポピーなどは直根性の植物。

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地下茎(ちかけい)

ジャガイモは、地下茎が養分を蓄えて肥大し、塊状になった塊茎と呼ばれる器官

植物が地下に伸ばす茎のこと。

地下茎は、四種類に大別される。

・鱗茎(りんけい)…鱗片葉が重なり球形になったもの

・球茎(きゅうけい)…茎が肥大して球形になり、薄皮に包まれているもの

・塊茎(かいけい)…茎が肥大して球形になり、薄皮に包まれていないもの

・根茎(こんけい)…地中を水平方向に広がり、それ自体で繁殖可能なもの

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着生植物(ちゃくせいしょくぶつ)

原産地では、樹木に着生するパイナップル(アナナス)科のグズマニア

土壌に根を張ることなく、樹木や岩石に付着して生きる植物のこと。

生育に必要な水分や養分は、自らの葉や気根によって空気中から吸収しているため、寄生植物ではない。

地衣類、コケ類、シダ植物、ラン科植物に多い。

気中植物(きちゅうしょくぶつ)、気生植物(きせいしょくぶつ)ともいう。

植物の私生活

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中性植物(ちゅうせいしょくぶつ)

中性植物のシクラメン

日照時間に影響を受けず、成長に応じて花芽形成(かがけいせい)がはじまる植物のこと。

ニチニチソウ、タンポポ、セントポーリア、バーベナ、ゼラニウム、シクラメン、ランタナなど、四季咲きや二季咲きの植物が多い。

⇔短日植物(たんじつしょくぶつ)

⇔長日植物(ちょうじつしょくぶつ)

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頂芽(ちょうが)

サクランボの頂芽

幹や茎の先端にある芽のこと。

葉の付け根や、幹の途中から出てくる側芽(そくが)よりも生育が旺盛である。

頂芽は、植物の成長を促す植物ホルモンのオーキシンを分泌しており、その物質がわき芽の成長を抑えている。

頂芽を摘むとオーキシンが減少して、側芽が勢い良く成長をはじめる。

このように、優先的に頂芽が成長する性質を、頂芽優勢(ちょうがゆうせい)という。

⇔側芽(そくが)・脇芽(わきめ)・腋芽(わきめ・えきが)

葉っぱのあかちゃん (ちしきのぽけっと)

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長日植物(ちょうじつしょくぶつ)

長日植物のキンギョソウ

一日の日照時間が長くなることで、花芽形成(かがけいせい)がはじまる植物のこと。

ペチュニア、キンギョソウ、ストック、トルコギキョウ、フクシア、アブラナ、ダイコンなど。

春咲きの植物に多く見られる。

⇔短日植物(たんじつしょくぶつ)

⇔中性植物(ちゅうせいしょくぶつ)

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長日処理(ちょうじつしょり)

電照菊の栽培風景

日照時間が短い冬の間、夜間も電灯で照らしながら植物を栽培し、日長が伸びたと勘違いさせることで花芽形成(かがけいせい)・花芽分化(かがぶんか)を促し、開花時期を調節すること。

電照処理や電照栽培、単に電照(でんしょう)ともいう。

⇔短日処理(たんじつしょり)

直播(ちょくは・ちょくはん)・直まき(じかまき)

オクラの種まきは、直まきが良い

植物の苗を作らないで、その植物を育てる最終的な場所(花壇や畑・コンテナなど)に直接種子を蒔くこと。

移植を嫌う植物に適した種まき方法。

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窒素(ちっそ)

肥料の三要素のひとつで、元素記号はN。

葉緑素生成に関わる、葉や茎の生育に必要な要素。 葉肥(はごえ)とも呼ばれる。

過剰に与えると、葉ばかりが生い茂り、花が付きにくくなるばかりか、 茎が伸びすぎて徒長気味になり、病害虫にも侵されやすくなる。

欠乏すると、葉緑素が不足して葉が黄色く変色し、株が大きく育たない。

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遅効性肥料(ちこうせいひりょう)

施肥した後、長期間にわたって緩やかな効果がある肥料のこと。

徐々に分解される有機質肥料や、表面をコーティング加工して溶けにくくしたものを指す。

効き方が穏やかで、肥料焼けを起こす心配が少ないので、元肥(もとごえ)にも追肥(ついひ・おいごえ)にも使用される。

緩効性肥料(かんこうせいひりょう)ともいう。

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沖積土(ちゅうせきど)

水田によく利用される沖積土

河川や海辺に堆積した土砂のこと。

粘土分や有機質を多く含んだ沖積土は、保水性や保肥力に優れる反面、排水性に劣る。

水田の土によく利用される用土。

田土、荒木田土などがある。