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赤土(あかつち)

火山噴出物が堆積して粘土化したもので、関東の台地をおおう関東ロームの中間層。

赤色は、火山灰に含まれていた鉄分の酸化したサビによるもの。 赤土をよく水洗いすると、石英、輝石、角セン石、長石、磁鉄鉱などの鉱物が現れる。

赤玉土(あかだまつち)

赤玉土

火山灰が粘土化した関東ロームの中間層、赤土(あかつち)を粒状に砕いたもの。 粒には大中小のサイズがあり、良質なものは硬く、長く粒状を保つ。

弱酸性の性質で、通気性、保水性、保肥性に富んだ代表的な基本用土。 ほぼ無菌で、清潔なことから、挿し木床に使われることも多い。

火山灰土には、リン酸を吸着する性質があるため、リン酸肥料の効きは悪くなる。

崩れると粘土質の粉末になるので、使用前にはフルイにかけて微塵(みじん)を取り除いておくこと。 袋の裏を見て、溜まった粉が少ないものを選ぶと良い。