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尺取虫(シャクトリムシ)

尺取虫(シャクトリムシ)

[和名(分類)] シャクトリムシ(チョウ目シャクガ科)

[発生] 幼虫は4~7月、9~10月。 年間3~4回発生する。

[症状] 枝や葉を食害する。 新芽や新葉、花芽を好むので、芽吹きの時期には注意すること。

[形態] 細い円筒形の芋虫。 通常のイモムシと違い、体の先端と後端にしか足が無いため、体を伸び「~」縮み「Ω」させながら移動する。 それが指で尺を取るように見えることから、尺取虫と呼ばれる。

[生態] シャクガ科の蛾、ヨモギエダシャク、トビモンオオエダシャクなどの幼虫の総称。 体長は30~80㎜、枝や葉、樹皮などに擬態する。 通常蛹で越冬するが、真冬に活動するものもある。

[食餌植物] リンゴ、ナシ、ブルーベリーなどの果樹や、草花・野菜の葉が被害にあうことが多い。

[天敵] ヒメバチ等の寄生蜂

[防除方法] 食害跡を見つけたら、早めに取り除いて駆除する。 広範囲に広がってしまったら、薬剤を散布する。

花木・庭木・家庭果樹の病気と害虫―樹種別診断と防除

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