用語を検索!



あいうえお順

不和合性(ふわごうせい)

雄蕊(ゆうずい・おしべ)、雌蕊(しずい・めしべ)とも正常な生殖能力を持つにもかかわらず、受粉しても結実しない性質。

不和合性には、同株で繁殖できない自家不和合性(じかふわごうせい)と、同種や近縁種で繁殖できない交雑不親和性(こうざつふしんわせい)がある。

オンリーワン・ゲノム―今こそ『遺伝と多様性』を知ろう 早未 恵理

おすすめ平均

文系の人にもお勧めの本です理系の高校生や、大学で生物学・薬学・医学を学ぶ人にもお勧め!

Amazonで詳しく見る by G-Tools

自家不和合性(じかふわごうせい)

同じ株から発生した性細胞が受精できない、または繁殖できない性質。

多くの被子植物は、雌しべと雄しべが同じ花内にある雌雄同花で、自然状態では自己の花粉で受精しやすい。

自家受粉での繁殖が続いて、生命力の弱い固体が生じる近交弱勢(きんこうじゃくせい)現象が生じたり、遺伝的多様性が保持できなくなるのを避ける為、常に他株との交雑を繰り返すよう発達した性質。

植物の不和合性の一種で、交雑不和合性(こうざつふわごうせい)、交配不和合性(こうはいふわごうせい)ともいう。

⇔自家和合性(じかわごうせい)

カラー版徹底図解 遺伝のしくみ―「メンデルの法則」からヒトゲノム・遺伝子治療まで

Amazonで詳しく見る by G-Tools