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葉潜蝿(ハモグリバエ)

ハモグリバエの食害跡

ハモグリバエの蛹

[和名(分類)] ハモグリバエ(ハエ目ハモグリバエ科)

[発生] 3~6月、9~10月。 年間5~6回発生する。

[症状] 幼虫は、葉の内部にもぐりこんで葉肉を蛇行食害する。 光合成を阻害し、生育が悪くなるため、葉が枯れたり落葉したりする。

[形態・生態] 成虫は体長2㎜前後のハエで、胸背・腹部は灰黒色をしている。 幼虫は体長2mmほどで黄色いが、蛹になると黒くなる。 蛹のまま越冬するものもある。

葉にくねくねした白い線を描いたように見えることから、通称は絵描き虫(エカキムシ)。 菜潜蝿(ナモグリバエ)と呼ばれることもある。

[食餌植物] マメ科、ウリ科、ナス科、アブラナ科の野菜、キク等の草花、樹木など多くの植物に寄生する。

[天敵] イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ等の寄生蜂

[防除方法] 白い食害跡の先端に、ゴマ粒ほどの幼虫が見えるのでつぶす。 葉の表皮の下に居るため、薬剤は効きづらい。

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