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裂果(れっか)

裂果したトマト

果実の皮(果皮)が裂けること。

原因は様々あるが、雨が降り続いたりして、土壌や空気中の水分が過剰になり、果実内の水分量が増えすぎることで、裂果が発生することが多い。

実割れともいう。

裂開果(れっかいか)

果実が熟して弾けたゲンノショウコ、果柄(かへい)が神輿のように見える事からミコシグサとも呼ばれる

果皮が乾燥している乾果(かんか)の一種で、成熟すると裂ける果実のこと。

裂開果は、袋果(たいか)、豆果(とうか)、さく果(さくか)、孔さく果(こうさくか)、蓋果(がいか)、長角果(ちょうかくか)、短角果(たんかくか)などに分類される。

キンポウゲ、クレマチス、インゲン、スベリヒユ、アヤメ、スミレ、ナズナなど。

ランナー(らんなー)

イチゴのランナーは初夏に形成される

親株から出た茎が地表面を這うように長く伸びて、先端の節から芽や根が生じ、子株になったもの。

ランナーは匍匐茎(ほふくけい)・匍匐枝(ほふくし)の一種で、走出枝(そうしゅつし)、ストロンともいう。

ある程度育成したランナーは、親株から切り離して独立させることができる。

これは栄養繁殖の一種で、ランナー繁殖と呼ばれる。

オリヅルラン、ユキノシタ、ホテイアオイ、ジュウニヒトエ、オランダイチゴなど。

両性花(りょうせいか)

イチゴの花は両性花

一つの花に、雄しべと雌しべ両方の器官を持つ花のこと。

植物の多くが両性花を持つ。

両性花を付ける植物を、雌雄同花(しゆうどうか)という。

パパイアは単性花を持つ雌雄異株(しゆういしゅ)だが、温度によっては両性花が付くこともある。

⇔単性花(たんせいか)

ヘンダーソン生物学用語事典

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ロゼット(ろぜっと)

タンポポのロゼット

地際にある極端に短い茎から、地面に張り付くように葉が生えて、放射状に広がった状態のこと。

上から見た形が、バラの花のように見えることからrosette(ロゼット)と呼ばれる。

また、根から直に葉が生えているように見えることから、根生葉(こんせいよう)ともいう。

宿根草が越冬するとき、地表近くでロゼットになるものが多い。

タンポポやオオバコは、終生ロゼット葉だけしか出さない。

鱗片(りんぺん)

ユリ根の鱗片

植物の芽や球根を保護する、複数の小さな葉のようなもの。

葉が変態した変態葉の一種で、鱗片葉(りんぺんよう)ともいう。

ユリ科植物の鱗茎に見られる多肉質な葉や、竹の新芽であるタケノコを覆う皮は鱗片である。

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鱗片葉(りんぺんよう)

鱗片葉に包まれたタケノコ

植物の芽や球根を保護する、複数の小さな葉のようなもの。

葉が変態した変態葉の一種で、鱗片(りんぺん)ともいう。

ユリ科植物の鱗茎に見られる多肉質な葉や、竹の新芽であるタケノコを覆う皮は鱗片葉である。

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鱗芽(りんが)

オニユリの葉の付け根にある、黒い球状のものが鱗芽

主に葉腋(ようえき)や花序(かじょ)にできる芽の一種で、栄養分が蓄えられて肥厚になった葉からなる、小さな球根のような塊。

オニユリなどに発生する。

珠芽(しゅが)、零余子(むかご)ともいう。

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鱗茎(りんけい)

肉厚な鱗片が重なったユリ根は、ユリ科植物の鱗茎

地下茎の一種で、短い茎のまわりに養分を蓄えた肥厚な鱗片葉が重なって、球形になったもの。

小鱗茎を作り繁殖することもある。

球根ともいう。

ユリ、ヒガンバナ、チューリップ、ヒヤシンス、スイセン、ニンニク、玉ねぎなど。

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ロックガーデン(ろっくがーでん)

岩の隙間に咲く小花が美しいロックガーデン

岩石を配置して、その隙間に植物を植え込み、自然な雰囲気を楽しむ庭や花壇のこと。

山野草や、岩を覆う這い性植物、ハーブ、原種系の植物などがロックガーデンに適している。

火山砂(かざんさ)等、排水性の良い用土を用いて、高山や寒冷地に生育する植物を育てることもできる。

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露地(ろじ)

露地栽培のミニトマト

屋根などの覆いが無い土地のこと。

温室やビニールハウスを使わずに、自然な環境で作物を栽培することを露地栽培という。

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連作障害(れんさくしょうがい)

マリーゴールド根から分泌される物質によって、センチュウを予防するコンパニオンプランツ

同じ土地に連続して同種の野菜を栽培することで、土壌の栄養分が偏ったり、病原菌が増えたりして、作物に悪影響を与えること。

連作障害を予防するには、以下の方法がある。

1.輪作 近種の作物を続けて栽培すると(連作)土壌の養分バランスが偏るため、畑を区分けし、異なる種の作物を、ローテーションを組んで栽培する。

2.土壌の殺菌 土壌を殺菌するには、薬剤を使用する方法と、太陽熱や焼土で殺菌する方法がある。

3.コンパニオンプランツ 相性の良い植物同士を近くに植えることで、成長を促進したり、病害虫の被害を抑えることができる。

4.土壌に有機物を追加する 腐葉土や堆肥等の有機物を施し、土壌栄養素のバランスを改善させる。

5.接ぎ木苗を利用する 比較的病害虫に強い接ぎ木苗を栽培する。

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連作(れんさく)

トマト等のナス科植物は連作に弱い、作付けは4~5年あける事

同じ土地に連続して、同種の野菜を栽培すること。

連作により、土壌の栄養分が偏ったり、病原菌が増えたりして、作物に悪影響を与えることを連作障害という。

⇔輪作(りんさく)

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輪作(りんさく)

マメ科植物は、根に付く根粒菌が大気中の窒素を固定して、土壌を肥沃化することから、輪作に取り入れられることがある

マメ科植物は、根に付く根粒菌が大気中の窒素を固定して、土壌を肥沃化することから、輪作に取り入れられることがある

同じ土地に連続して同種の野菜を作らないように、数種類の野菜をローテーションさせながら毎年場所を変えて栽培すること。

輪作によって土壌栄養分のバランスが保たれ、病害虫の発生を抑えることができる。

⇔連作(れんさく)

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リン酸(りんさん)

肥料の三要素のひとつで、元素記号はP。

植物細胞のタンパク質合成や、遺伝情報に関わる核酸を構成する成分で、 花や果実・種子を形成したり、根の伸長させるのに必要な要素で、花肥(はなごえ)、実肥(みごえ)とも呼ばれる。

過剰に与えると、亜鉛、鉄等の微量要素が不足することがある。 欠乏すると、開花・結実が遅れ、根や葉の生育が貧弱になる。

肥料になった鉱物の物語―グアノ、チリ硝石、カリ鉱石、リン鉱石の光と影 (のぎへんのほん)

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