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イチジク状果(いちじくじょうか)

イヌビワは、イタビ、姫枇杷とも呼ばれるイチジク属植物

肥大した花床の中央部がくぼんで壷状になり、内部に多数の小さな花が付いた隠頭花序(いんとうかじょ)が結実したもの。

隠頭花序は、結実前でも果実のように見える特殊な花で、その受粉にはイチジクコバチが関与している。

花が見られないことから無花果(むかか)とも呼ばれる。

複数の果実が集まって一つの果実のようになった複合果で、子房以外の器官が肥大した偽果である。

イチジク、イヌビワ、アコウ、ガジュマル、イタビカズラ、カンテンイタビなど。