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元肥(もとごえ・もとひ・げんぴ)

苗の植え付け時に、あらかじめ施しておく肥料のこと。

長期間にわたって効果が持続するように、緩効性肥料(かんこうせいひりょう)を使うことが多い。

基肥(きひ、もとごえ)ともいう

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蜜腺

動物を誘引するため、トケイソウの蕾には蜜腺がある

昆虫を誘引するため、トケイソウの蕾には蜜腺がある

植物が甘い蜜を分泌する器官のこと。

多くの植物は、花の内部に蜜腺を持つ。

花の蜜に引き寄せられた昆虫は、蜜腺の周りを動き回ることで、雄しべの花粉を身体に付着させ、雌しべに運んで受粉させる。 このように、昆虫が媒体となって受粉が行なわれることを、虫媒(ちゅうばい)という。

葉や茎など、花以外の部分にある蜜腺は、花外蜜腺(かがいみつせん)という。

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実割れ(みわれ)

実割れしたトマト

実割れしたトマト

果実の皮(果皮)が裂けること。

原因は様々あるが、雨が降り続いたりして、土壌や空気中の水分が過剰になり、果実内の水分量が増えすぎることで、実割れが発生することが多い。

裂果(れっか)ともいう。

水栽培(みずさいばい)

水栽培のヒヤシンス

土などの培地を使わずに、水と液肥だけで植物を育てること。

水耕栽培(すいこうさいばい)ともいう。

英語はhydroponics。

ミカン状果(みかんじょうか)

袋状の皮の中に、果汁を含んだ毛状体を持つミカン状果

厚い外果皮の中に、白くて柔らかい海綿質の中果皮と、薄い皮状の内果皮をもつ果実。

内果皮は、内部に果汁を含んだ、多数の袋のような組織を持つ。

多肉果の一種。

柑果(かんか)、橙果(とうか)ともいう。

オレンジ、みかん、レモン、グレープフルーツ、ライムなど柑橘類の果実。

柑橘類(シトラス)の文化誌―歴史と人との関わり

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木質化(もくしつか)

木質化したバジルの茎

主として長期栽培している多年草に起こる現象で、茎が茶色く変色し、木のように堅くなること。

これは植物体内で合成されたリグニンという物質が増えることにより起こる。

リグニンは、細胞組織の隙間を埋めて強固にする作用があり、草を木のような丈夫な組織に変える。

ゼラニウム、ランタナ、ブルースター、シャコバサボテン、セージ、キク、ポインセチア、バジルなどに見られる。

木化(もくか)ともいう。

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木化(もくか)

木化したゼラニウムの株元

主として長期栽培の多年草に起こる現象で、茎が茶色く変色し、木のように堅くなること。

これは植物体内で合成されたリグニンという物質が増えることにより起こる。

リグニンは、細胞組織の隙間を埋めて強固にする作用があり、草を木のような丈夫な組織に変える。

ゼラニウム、ランタナ、ブルースター、シャコバサボテン、セージ、キク、ポインセチア、バジルなどに見られる。

木質化(もくしつか)ともいう。

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蜜源植物(みつげんしょくぶつ)

蜜を分泌するドンベア(ドンベヤ)の花

蜜を分泌する草花や樹木のこと。

甘い蜜を提供して昆虫などを誘引し、虫媒によって受粉を行なう。

レンゲ、ミカン、セイタカアワダチソウ、ハルジオン、ヒメジョオン、ニセアカシア、トチノキ、ソヨゴ、アルファルファなど。

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雌蕊(めしべ・しずい)

受粉しやすいように、粘液を分泌する雌しべの柱頭

種子植物の花(両性花か雌花)にある雌性生殖器官。

おしべで形成された花粉を受け取り、その精細胞を子房まで運ぶ役割を持つ。

精細胞は、子房内にある胚珠の卵細胞に受精、胚珠は成長して種子となり、子房は果実となる。

めしべは、花粉を受け取りやすいように粘液や毛で覆われた柱頭(ちゅうとう)、内部に胚珠(はいしゅ)を持つ子房(しぼう)、子房と柱頭(ちゅうとう)を繋ぐ花柱(かちゅう)からなり、普通は花の中心に位置している。

一つの花に多数のめしべがある場合は、全体を指して雌蕊群(しずいぐん)という。

⇔雄蕊(おしべ・ゆうずい)

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零余子(むかご)

山芋のむかご

主に葉の付け根、葉腋(ようえき)や、花序(かじょ)にできる芽の一種。

茎が肥大して小さな芋状になった肉芽(にくが)と、葉が肥厚になって小さな球根状になった鱗芽(りんが)がある。

地面に落ちると、そこから繁殖する種子のような役割を持つ。

一般的にムカゴと言うと、ヤマノイモ等の肉芽を指すことが多い。

オニユリ、ヤマノイモ(ヤマイモ)、ノビル、タマブキ、ムカゴイラクサ、カラスビシャク、シュウカイドウなどに発生する。

珠芽(しゅが)ともいう。

日光種苗 宇宙いも ムカゴ(種芋)

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明発芽種子(めいはつがしゅし)

明発芽種子のレタス

光によって発芽が促進される種子。

種まき後は、土は薄く被せるか、覆土しない。

光発芽種子(こうはつがしゅし)・好光性種子(こうこうせいしゅし)ともいう。

ミツバ、バジル、イチゴ、シソ、パセリ、ニンジン、春菊、インゲン、セロリ、レタス類、カブ.etc

⇔暗発芽種子(あんはつがしゅし)・嫌光性種子(けんこうせいしゅし)

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木酢液(もくさくえき)

木を燻して炭を作る際に出る煙を、冷却して得た液体の一部。

強い殺菌・殺虫作用を持つことから、木材の防腐剤として利用されてきた。 薄めたものを植物に散布することで、同様の効果が得られるため、農薬代わりに使われている。

ただし、研究機関の調査で毒性が発見されたケースがあるため、特定農薬には指定されていない。

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芽欠き(めかき)

トマトの芽欠き

必要の無いわき芽を、適度に取り除くこと。

栄養分が分散されたり、枝が混み合って風通しや日当たりが悪化したりするのを防ぐ。

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無農薬(むのうやく)

農薬不使用の国産レモン

農薬を使用せずに、農作物を栽培すること。

2004年4月農林水産省が制定した「特別栽培農産物ガイドライン」により、「無農薬」「無化学肥料」「減農薬」「減化学肥料」などの名称は「特別栽培農産物」に1本化されており、農薬の有無に付いては「農薬:栽培期間中不使用」と表示するよう定められている。

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水上げ(みずあげ)

水中で茎を斜めに切る「水切り」

水中で茎を折る「水折り」

切り花を長持ちさせるために、植物の吸水力を回復させ、水を吸わせること。

水中で茎を折る「水折り」、斜めに切る「水切り」、切断面を叩きつぶす「根元叩き」等がある。

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水切れ(みずぎれ)

水切れしたピーマン

植物に水分が不足して、萎れてしまうこと。

回復させるには十分に給水するか、容器に水を張った中に、しばらく鉢ごと浸けておくと良い。 →腰水(こしみず)・底面給水(ていめんきゅうすい)・底面灌水(ていめんかんすい)

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枕木(まくらぎ)

鉄道の枕木

線路のレールを支える角材のこと。

車両重量に耐え長期使用できるように硬い材木が使われ、防腐処理がされているため非常に丈夫。

庭のデッキや敷石代わりにしたり、花壇の囲いにもよく利用されているが、防腐剤に有毒物質が含まれていることがあるので、家庭菜園に使用するのは避けたほうが良い。

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マルチ(まるち)

ウッドチップをマルチに使用

植物を栽培している土壌の表面を覆うために使われる資材のこと。

ワラ・落ち葉・刈り草・バーク・ピートモス・オガクズ・ウッドチップ・籾殻・堆肥などの有機質の素材を使うと、使用後には土に鋤き込むことができる。

濃い色のプラスティックフィルムや紙シートは、地温上昇効果が高い。

マルチで土壌をカバーすることを、マルチングという。

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マルチング(まるちんぐ)

マルチング

植物を栽培している土壌の表面を、ワラや落ち葉などの有機質や、ビニールシート等で覆うこと。

土壌の乾燥防止、地温調節、霜害防止、土の跳ね返りを防いで病害虫被害を軽減したり、雑草の発生を抑える効果がある。

マルチングに使用する資材のことは、マルチという。

間引き(まびき)

混み合った苗には、間引きが必要

種まきした植物が生長して混み合わないように、生育の悪い株を抜いて株間を開け、日当たりや風通しを良くすること。

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実生(みしょう)

実生

植物を種子から育てること。

種から育った植物のことを指したり、種まきと同義に使われたりもする。

植物の有性繁殖における基本的な現象。

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無性生殖(むせいせいしょく)

コケの胞子のう

生殖細胞の受精を経由せず、植物体の根・茎・葉などの栄養器官から、遺伝的に親と同一の植物体を繁殖させる方法。

分裂(ぶんれつ)、胞子(ほうし)、出芽(しゅつが)、栄養生殖(えいようせいしょく)の4種がある。

⇔有性生殖(ゆうせいせいしょく)

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植物と動物の対比よく整理された好著寿命とは、どうとらえるかによって違うんだ。

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基肥(きひ、もとごえ)

苗の植え付け時に、あらかじめ施しておく肥料のこと。

長期間にわたって効果が持続するように、緩効性肥料(かんこうせいひりょう)を使うことが多い。

元肥(もとごえ・もとひ・げんぴ)ともいう。

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実肥(みごえ)

植物細胞のタンパク質合成や、遺伝情報に関わる核酸をつくる、リン酸肥料(P)のこと。

特に花や果実・種子の形成、根の伸長に必要な要素。

過剰に与えると、亜鉛、鉄等の微量要素が不足することがある。 欠乏すると、開花・結実が遅れ、根や葉の生育が貧弱になる。

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芽出し肥(めだしごえ)

樹木、宿根草、球根、秋まきの草花などの芽が動き始める、2月下旬から3月上旬頃に与える追肥(ついひ・おいごえ)の一種。

気温が上がって、植物の養分吸収が始まるその時に、速効性肥料(そっこうせいひりょう)を与えること。

春に施肥することから、春肥(はるひ・はるごえ)とも呼ばれる。

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無機質肥料(むきしつひりょう)・無機肥料(むきひりょう)

粒状の無機質肥料

無機物からできた肥料で、主として肥料の三要素の窒素・リン酸・カリを含んだもの。

ほとんどが人工的に生産されたものだが、植物原料の草木灰(そうもくばい)や、鉱物を原料としたものもある。

ほぼ無臭で、害虫の発生も少ないが、長期間使用すると土壌環境を悪化させる。

水に溶けるとすぐ植物に吸収される速効性肥料(そっこうせいひりょう)で、追肥(ついひ・おいごえ)に使われることが多いが、表面をコーティング加工したり、成分を調整して、有効期間をより長くしたものもある。

⇔有機質肥料(ゆうきしつひりょう)・有機肥料(ゆうきひりょう)

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水ごけ(みずごけ)

水ごけ

主として湿地帯に自生するコケ類を乾燥させたもの。

特に保水力、吸水力に優れている。

ランや観葉植物、山野草の栽培によく利用される。

使用前に十分水となじませてから、軽くしぼって植えつけるとよい。

古くなると徐々に酸性が強くなるので、2年程度で新しいものと交換する。

木炭(もくたん)

木炭

木材などの植物組織を、密閉状態で加熱し炭化させたもの。

微細な孔(あな)を多数持つ「多孔質」で、高い吸着力を持っている。 有害物質を吸着することから、脱臭剤やろ過剤としても利用される。

土壌の通気性、排水性、保肥性を高め、ミネラルを補給する効果がある。

また、有用微生物の棲みかになり、土壌の菌相を豊かにする。

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微塵(みじん)

微塵を多く含んだ用土は、ふるいにかけてから使う

用土に含まれる土の微細な粒子。

土壌の底部に微塵が溜まると、目詰まりを起こして、通気性・排水性を損なう。

あらかじめ用土をふるいにかけて、取り除いておくのが望ましい。

籾殻燻炭(もみがらくんたん)・燻炭(くんたん)

もみ殻くんたん

もみ殻くんたん

稲のもみ殻を、400度以下の低温で炭化したもの。

ケイ酸やカリウムなどのミネラル成分が豊富に含まれる。 多孔質で、保水性・通気性に優れ、土壌微生物の棲みかにもなる。

アルカリ性質を持つことから、酸性土壌の中和のために使用されることもある。 天然の土壌改良剤は、雨が降るたび、徐々に成分が溶け出して、穏やかに作用する。

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真砂土(まさど・まさつち)

主として関西以西の山地に分布する花崗岩が風化したもの。 粗い山砂の一種で、弱酸性の性質を持つ。

粘土分が多いものは、保水性、保肥性に優れる半面、通気性や水はけに劣る。 用土に使う場合は、有機質(ピートモス、腐葉土、堆肥など)を加えて、植物栽培に適した土壌に改良する必要がある。

真砂(まさ)とも呼ばれる。 風化が進んだものは、赤真砂、白真砂と呼ばれることがある。