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ジベレリン(じべれりん)

ジベレリンA3 の構造式

植物の茎や根を伸長させる作用を持つ、植物ホルモンの一種。

その他にも、種子の休眠打破、開花・結実の促進、老化や落葉の抑制、果実の無種子化(単為結果)など、多くの作用がある。

元々は、稲が異常に成長してしまう馬鹿苗病の原因となるカビから発見された毒素で、そのカビの名前から、ジベレリンと名づけられた。 後に、同じ作用を持つ物質が植物体内から発見され、植物ホルモンとして知られることとなる。

植物のジベレリン合成を妨げると、茎や根の生育が悪くなり、通常より背丈の低い植物ができる。 この性質を利用して、矮性品種を作る際には、矮化剤として、ジベレリンを阻害する薬剤が使われる。

また、ジベレリンは、受粉しなくても子房を成長させる作用があるため、種子の無い果実を作ることができる。 タネ無しブドウを作る時は、開花の前後に、房をジベレリン水溶液に浸す。 これは、ジベレリン処理と呼ばれる。

オーキシン(おーきしん)

オーキシンの一種である3-インドール酢酸の構造式

細胞を伸長させ、植物の成長を促す作用を持った物質の総称。

植物ホルモンの一種。

園芸では、果実を着果させたり、実った果実の肥大や成熟を促すために、使用されることが多い。 また、挿し木等の栄養繁殖では、発根を促すのに用いられる。

植物を、異常に成長させることで、結果的に枯らしてしまう作用を持つオーキシンも存在しており、その作用から除草剤として利用されている。 これはアメリカ軍によって、ベトナム戦争時に枯葉剤として使用された。

植物の枝や茎の先端には、頂芽(ちょうが)と呼ばれる芽があり、そこからはオーキシンが分泌されている。 頂芽のオーキシンは、側面から出る側芽(そくが)の成長を抑制して、頂芽優勢の性質を保つ。

フロリゲン(ふろりげん)

植物ホルモンの一種で、植物の花芽形成を誘導する花成ホルモン。

70年前にロシアの植物学者によって、その存在が確認されたものの、誰も抽出に成功することなく、長い間正体不明のままだった。

幻のホルモンとも言われていたフロリゲンだったが、奈良先端科学技術大学院の島本教授らが、開花を促進する遺伝子Hd3aにより作られたタンパク質であることをつきとめた。 研究内容は2007年4月20日付の米科学誌「サイエンス」に発表されている。

稲に、この遺伝子を導入すると、開花までに要する期間を3分の1ほどに短縮できる。

フロリゲンが実用化されると、植物の開花をコントロールできるようになるため、園芸や農業分野における応用が期待されている。

・NAISTプレスリリース 「自在に花を咲かせる夢のホルモン(フロリゲン)を世界に先駆け発見!」

腋芽(えきが・わきめ)

枝の途中から出る腋芽

葉の付け根や、幹や茎の途中から出る芽のこと。

普段は、先端の頂芽(ちょうが)が分泌する植物ホルモンのオーキシンにより、生育が抑えられている。

摘心によって頂芽が切断されると、勢い良く成長をはじめる。

脇芽(わきめ)・側芽(そくが)ともいう。

⇔頂芽(ちょうが)

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脇芽(わきめ)

バラのわき芽

葉の付け根や、幹や茎の途中から出る芽のこと。

普段は、先端の頂芽(ちょうが)が分泌する植物ホルモンのオーキシンにより、生育が抑えられている。

摘心によって頂芽が切断されると、勢い良く成長をはじめる。

側芽(そくが)・腋芽(わきめ・えきが)ともいう。

⇔頂芽(ちょうが)

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側芽(そくが)

グアバの葉腋からでた側芽

葉の付け根や、幹や茎の途中から出る芽のこと。

普段は、先端の頂芽(ちょうが)が分泌する植物ホルモンのオーキシンにより、生育が抑えられている。

摘心によって頂芽が切断されると、勢い良く成長をはじめる。

脇芽(わきめ)・腋芽(わきめ・えきが)ともいう。

⇔頂芽(ちょうが)

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頂芽(ちょうが)

サクランボの頂芽

幹や茎の先端にある芽のこと。

葉の付け根や、幹の途中から出てくる側芽(そくが)よりも生育が旺盛である。

頂芽は、植物の成長を促す植物ホルモンのオーキシンを分泌しており、その物質がわき芽の成長を抑えている。

頂芽を摘むとオーキシンが減少して、側芽が勢い良く成長をはじめる。

このように、優先的に頂芽が成長する性質を、頂芽優勢(ちょうがゆうせい)という。

⇔側芽(そくが)・脇芽(わきめ)・腋芽(わきめ・えきが)

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植物ホルモン(しょくぶつほるもん)

リンゴの果実は、エチレンガスを発する

植物によって生産される、ごく微量で植物の生理機能に作用する有機化合物。

植物の成長や、器官の形成に大きな影響をおよぼす。

ホルモンによって植物の機能をコントロールできるため、合成されたホルモンは農薬として広く普及している。

例えば、ジベレリンは種の無い果実を作り、エチレンは果実の成熟を促進する。 オーキシンは、果実の結実を促進するほか、除草剤としても利用されている。

現在確認されている植物ホルモンには、ジベレリン、オーキシン、サイトカイニン、アブシジン酸、エチレン、ブラシノステロイド、ジャスモン酸、フロリゲンがある。

フロリゲンについては、70年前に発見されて以来、花芽形成を誘導する花成ホルモンとして認識されていながら、その正体が分かっていなかったが、奈良先端科学技術大学院の島本教授らが発見、2007年4月20日付の米科学誌「サイエンス」に発表されている。

新しい植物ホルモンの科学 小柴 共一

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